WRC2021/01/24

オジエ、ヘルメット・ストラップ未装着で罰金

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 トヨタGAZOOレーシングWRTのセバスチャン・オジエは、SS10サンクレマン〜フレシニエール・ステージでヘルメットストラップを締めずに走行したために400ユーロの罰金を科せられることになったが、ペナルティタイムなどのスポーティング・ペナルティを科されることは免れ、彼は首位でラリー・モンテカルロの最終日をスタートする。

 雪と氷に覆われたサンクレマン〜フレシニエールでオジエは、ヘルメットを正しくかぶっていたが、黄色のストラップがDリングで正しく固定されていなかったことがインカーカメラの映像から判明している。

 モンテカルロのスチュワードによれば、オジエの行為は2021年FIA世界ラリー選手権競技規則第53.1条に違反しており、「ヘルメットを含むすべての保護具は、安全上の理由から、スペシャルステージではストップコントロールまでは正しく装着しなければならない」とブルテンのなかで説明している。

 また、スチュワードはオジエへの罰金を発表したのち、このステージにおけるほかのクルーたちの映像を確認し、ティエリー・ヌーヴィルのコドライバーであるマルテイン・ウィダーゲ、そしてダニエル・ソルドのコドライバーであるカルロス・デル・バリオも同じ違反をしていることを突き止め、それぞれ400ユーロの罰金を科している。