セバスチャン・オジエは、先週行われたラリー・イスラス・カナリアスで生涯通算獲得ポイントで史上初めて3,000ポイントを超えたドライバーとなった。
オジエはチームメイトのカッレ・ロヴァンペラに次ぐ2位でフィニッシュし、25ポイントを獲得、これまでのキャリア通算獲得ポイントは3,016ポイントとなった。
オジエは2008年のラリー・メキシコでシトロエンC2 S1600を駆ってWRCにデビューして総合8位でフィニッシュ、初ポイントを獲得している。当時は優勝者には10ポイント、以降2位から8位までに8,6,5,4,3,2,1ポイントが与えられていた。
今シーズンのWRC参戦はまだ2戦のみだが、オジエはすでに58ポイントを獲得している。これにより、彼はキャリア17年で通算3,000ポイントという驚異的な記録を樹立した。
言うまでもなく、オジエはこの記録の意義を認めつつも、いつも通り謙虚な姿勢を崩さなかった。
「唯一の難点は、ポイントシステムが時代とともに変化してきたため、この記録を正確に比較するのはほとんど不可能だということだ」と、オジエは語った。
「たとえば誰かが同じポイントシステムを使用しているドライバーの平均を出して比較してくれたら、ぜひ見てみたいね」とも付け加えた。
オジエは8度の世界王者に輝き、間違いなく史上最高のラリードライバーの一人と言えるだろう。彼の近年の功績をさらに印象深いものにしているのは、彼が40代になってもなお成功を収め続けている点だ。しかし、そんな中でもオジエは、過去のレジェンドたちと自分を比較することにあまり意味を見いだしていない。
「僕はいつも、世代の異なるドライバーを比較するのは難しいと言っている。それは、多くのパラメータが変化しているからだ」と彼は語った。
それでも、彼はこの記録を誇りに思うべきだという記者の主張には同意した。
「しかし、自分が同世代で最高のドライバーであることには誇りと喜びを感じる。それはうれしいことだ」
■獲得ポイント上位トップ10
1. セバスチャン・オジエ(3,016ポイント)
2. ティエリー・ヌーヴィル(2,159ポイント)
3. セバスチャン・ローブ(1,778ポイント)
4. オイット・タナク(1,739ポイント)
5. ヤリ-マティ・ラトバラ(1,679ポイント)
6. エルフィン・エヴァンス(1,475ポイント)
7. ダニエル・ソルド(1,413ポイント)
8. カルロス・サインツ(1,242ポイント)
9. ミッコ・ヒルボネン(1,210ポイント)
10.ユハ・カンクネン(1,140ポイント)
(2025年5月1日現在)