セバスチャン・オジエは、2023年の世界ラリー選手権のプログラムについて、2022年も同じ規模の参戦を目標として、トヨタと話し合いを行っていることを認めた。
オジエは昨年、8度のワールドチャンピオンに輝いたあとWRCのフルシーズンへの参戦を止めることを決意、できるだけ多くの時間を家族と過ごしつつ、WECへの参戦の機会を探るために、WRCへの参戦を縮小することになった。
ラリー・デ・エスパーニャの勝利は、オジエが現役当時のままの強さを誇っていることを証明、彼さえ望めば来季もWRCのフル参戦のプログラムを再開してタイトル争いも十分可能であるようにも見える。しかし、オジエは以前、「フル参戦には100%絶対に戻らないとは言わないが、これまで自分がずっと同じことを言ってきたのを知っているだろう」と語り、来年以降も限られた参戦を継続させたいとの考えを示してきた。
2023年も今年と同じ6戦程度の参加になるのか、それとももっと少ないのか、あるいはフル参戦なのか? オジエはまだ話し合いを続けていると認めたが、改めてフルタイムの参戦はしないだろうとの考えを示した。
「おそらくどこかのイベントで会えるだろうが、再びフルタイムで走るわけではないし、来年はどのラリーに出るかもまだ決まっていない」とオジエは語った。
それでもオジエは、来季のプログラムは今年と非常に似たものになりそうだと語った。
「ほぼ同じだ」とオジエは言った。「計画も同じようなものだ。もうすぐチームにも僕の考えを伝えられると思う。まだ話し合いは続いているが、少なくとも今年と同じようなプログラムにしたいという願いは双方にあると思う」