セバスチャン・オジエとコドライバーのヴァンサン・ランデは、ラリー・ポーランドのレッキ中に一般車両との事故に巻き込まれて病院に搬送されており、ラリーへの参戦が懸念されている。
ラリー・ポーランドのレッキが火曜日から始まっているが、オジエは現地時間午前9時30分、SS10/14として行われるゴウダップ・ステージのレッキをスタートした直後に一般車と正面衝突した。2台のクルマは助手席側のオフセット衝突で、車両は大きく壊れているわけではないように見えるが、現地メディアの情報によれば、オジエと対向車のドライバーはヘリコプターで病院に運ばれ、ランデと対向車の同乗者も救急車で病院に搬送されて検査を受けているとの情報だ。
トヨタGAZOOレーシングWRT代表のヤリ-マティ・ラトバラは現地メディアに対し、「メディカルチェックの結果を待って、オジエとランデがラリー・ポーランドに出走できるかどうかを確認しているところだ」と述べている。
オジエとランデの健康状態についての正式発表はないものの、ラトバラは「事故は深刻なものではなかったと報告を受けているが、ポーランドへ参加は医師の意見次第だ」とつけくわえている。
世界ラリー選手権のレッキでは、全てのスペシャルステージを2回走行し、ペースノートを作成する。一般道を使用するステージの多くは道路を完全に閉鎖してレッキを行っているわけではなく、主催者や警察によって地元や一般車に対する注意喚起が行なわれるものの走行を禁止しているわけではない。競技者はノート期間中、一般道の走行ルールを守らなければならず、その速度と位置情報はGPSでモニターされている。