JAPAN2022/03/21

コヴァライネン、新城ラリーで全日本初優勝

(c)Takeshi Sakuma

(c)Takeshi Sakuma

 2022年全日本ラリー選手権開幕戦の新城ラリーが3月19〜20日に行われ、チームアイセロのヘイッキ・コヴァライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が全ステージでベストタイムを奪ってJN1初優勝を飾った。

 昨年JN2クラスで王者となったコヴァライネンは今季からJN1にステップアップ、そのデビューステージでベストタイムを奪ってラリーをスタートすることになった。雨あがりの湿ったステージからドライへと路面が変化するなかでもコヴァライネンは躊躇ない踏みっぷりをみせて、初日の3ステージをすべて制して福永 修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)に23.1秒差をつけることになる。

 最終日のオープニングステージとなったSS4は計時システムの問題からキャンセルとなったが、コヴァライネンは残りの2つのステージでも連続してベストタイムを奪い、最終的にリードを52.1秒差まで拡大して全日本ラリー選手権で初めて総合優勝を飾ることになった。「全日本ラリー選手権で初の総合優勝、そしてファビアR5での初優勝を果たした。このような速さで走れることはちょっと予想外だったが、どのステージも楽しめた。ラリーチーム・アイセロ、そしてコドライバーの北川紗衣に感謝したい、ありがとうございました」

 昨年のチャンピオン勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)は54.7秒差の3位で続き、タイヤとセットアップに苦しんだ新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が4位となっている。

 JN2は中平勝也/島津雅彦(トヨタGT-86 R3)、JN3は竹内 源樹/木村 悟士(スバルBRZ)、JN4は筒井 克彦/古川 智崇(スズキ・スイフトスポーツ)、JN5は天野 智之/井上 裕紀子(トヨタGRヤリスRS)、JN6は海老原 孝敬/蔭山 恵(トヨタ・ヴィッツ)がそれぞれ初戦を制している。