ラリー・チリ・ビオビオの主催者は、一般車両がステージを逆走で侵入することを許したとして、安全な措置を定めたFIA国際競技規則第12.2.1h条への違反を認めて執行猶予付き1万5000ユーロ(およそ260万円)の罰金と戒告処分を受けた。
ラリー・チリのスチュワードの報告によると、土曜日のオープニングステージのSS7ペルンで、警察の検問所とストップコントロールを通過した「無許可車両」がフライングフィニッシュからにコースに進入、FIAメディカルデリゲートの車両が、ステージ開始約40分前にステージを通過中にこの無許可車両に遭遇し、危うく衝突しかけたという。
スペシャルステージは、最初の車両がスタートする90分前に閉鎖される規定となっている。
スチュワードは、この無許可車両の進入についてラリー本部に報告がなされていなかった点を指摘した。最初の報告は、FIAメディカルデリゲートの車両がニアミスを起こした後に行われたものだった。
土曜日の夜に発行された報告書には、「競技長は連絡不足を認め、発生した事案について謝罪した」と記されている。
また、執行猶予付きの罰金と戒告に加え、日曜日に安全上の問題が再発した場合、ラリーは即座に中止され、再開はされないと警告した。
スチュワードの報告書は次のように結んでいる。「スチュワードは2025年FIA国際競技規則第11.9.3.r条に基づき付与された権限により、ラリー・チリ・ビオビオ2025の残りの期間中に新たな安全上の問題が発生した場合、直ちにかつ恒久的に競技を停止する」
ラリー・チリ2025は日曜日の残り4ステージを残すのみとなっている。