WRC2020/10/18

サインツ、スペインのアストゥリアス女公賞を受賞

(c)Carlos Sainz

 カルロス・サインツが、スペインでもっとも権威のある賞であるアストゥリアス女公賞を受賞した。

 この賞は、アストゥリアス公財団(2014年にアストゥリアス女公財団に改称)が1980年に創設したもので、コミュニケーションおよびヒューマニズム、社会科学、芸術、国際協力、平和、スポーツなど各部門において世界的に顕著な功績を収めた個人および団体に対して贈られるものだ。

 サインツは、ミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソに次いで4輪のモータースポーツ界から3人目となるスポーツ部門でのアストゥリアス女公賞の受賞者となっている。

 サインツは1990年と1992年に世界ラリー選手権のワールドチャンピオンに輝き、今年、ダカール・ラリーで3回目となる総合優勝を達成している。WRCでの初勝利から30年間もモータースポーツのトップに立ち、ファンに尽きることのない喜びを与え続けてきたことが評価されている。

 アストゥリアス女公のレオノール王女から賞を受け取ったサインツは、自身のSNSにおいて次のようにコメントしている。

「長年のスポーツキャリアを経て、このような賞をいただけたことを大変光栄に思っている。私にとって決して忘れることのない日であり、みなさんからの愛を受けた日になった。アストゥリアス財団の皆さんにも感謝したい。本当にありがとうございました」