WRC2022/01/25

サファリ、2026年までのWRC開催について正式契約

(c)Safari Rally Kenya

 サファリ・ラリー・ケニアが、2026年まで世界ラリー選手権を開催することが正式に決定した。

 ラリー・モンテカルロの最終日にモナコ自動車クラブ(ACM)本部において行われた調印式には、ケニアのスポーツ庁長官アミナ・モハメド、ケニア・モータースポーツ連盟(KMSF)のフィニアス・キマティ会長、WRCプロモーターGmbHでマネージングディレクターを務めるヨナ・シーベルとイベントディレクターであるサイモン・ラーキンが出席、2023年以降4年にわたってケニアでWRCを開催する契約が両者の間で正式に取り交わされた。

 1973年にWRC初開催された伝統のサファリ・ラリーは、2002年以降は主に経済的な理由でカレンダーから外れてきたが、長きにわたる関係者の準備期間と新型コロナウイルスの流行による一年延期を経て、2021年に19年ぶりにWRCに復活している。

 ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領は、昨年のサファリのセレモニアルフィニッシュにおいて、サファリ・ラリーが2026年まで世界ラリー選手権として開催を継続される合意がなされたことを発表していたが、今回、長期にわたる契約が正式に締結されることになった。

「素晴らしい伝統、遺産、そしてすべての情熱を持ったこのような伝説的なラリーを開催できることは、世界ラリー選手権にとって大きな意味があることだ」とWRCプロモーターのシーベルは語った。

「これは私たちがこれまでに署名した最長の契約であることからも、私たちのメッセージがいかに強力であり、ケニヤッタ大統領のコミットメントがいかに強いのかを感じてもらうことができるだろう。アミナ・モハメド長官とすべてのボランティアに感謝したい。大いなるエネルギーを感じられ、WRCがケニアを訪問するのが楽しみになった」

 スポーツ庁のモハメド長官は、6月23〜26日に開催される今季のサファリ・ラリー開催にむけて準備が順調に進んでいると語った。

「サファリ・ラリーの2022年イベントの準備も最終段階にある」とモハメド長官は語った。「ルートはとイベントをこれまで以上に大きく、より良いものにするために、多くのロジスティックの準備が行われているところだ。政府はすでにこのイベントの運営に必要なリソースの多くを寄付しており、ウフル・ケニヤッタ大統領、FIA、WRC、ケニア国民の期待に応えるために引き続き努力を続けたい