ヒョンデ・モータースポーツは、10月26〜29日に開催されるセントラル・ヨーロッパ・ラリーに参戦するドライバー・ラインナップを発表した。チームのレギュラードライバーであるティエリー・ヌーヴィルとエサペッカ・ラッピに加え、テーム・スニネンが3台目のヒョンデi20 N Rally1で新しいターマックラウンドに参戦する。
スニネンは今週末、アスファルトでのドライビングの感触をつかむためにヒョンデi20 N Rally1を駆ってオーストリア・ラリー選手権の第6戦として行われるブークリゲ・ヴェルト・ラリーに参戦する。
このイベントのエントリーリストの公開によってスニネンが、チェコ、ドイツ、オーストリアで初開催されるセントラル・ヨーロッパ・ラリーに参戦する可能性が示唆されたが、ヒョンデは木曜日にスニネンを含むチームのラインナップを公式に発表した。
スニネンは7月に行われたラリー・エストニアにおいてヒョンデi20 N Rally1で初参戦、5位でデビューを飾っており、母国で行われた同じく高速グラベルのラリー・フィンランドで連続してステアリングを握り、勝田貴元と3位争いを繰り広げたすえに4位でフィニッシュしている。
スニネンは2週間後に行われるラリー・チリ・ビオビオに参戦をすることになっており、セントラル・ヨーロッパは彼にとって4戦目のRally1カーでの参戦となる。
スニネンはクレイグ・ブリーンのあとを引き継いでヒョンデのサードドライバーに起用され、ダニエル・ソルドと3台目のマシンを共有してきた。セントラル・ヨーロッパでは、スニネンよりもターマックラリーでの経験が豊富なソルドが起用される可能性が高いと考えられていたが、ソルドは先週末にギリシャで開催されたアクロポリス・ラリーでヒョンデ最上位となる3位でフィニッシュしたあと、次のイベントが今季最終戦のラリー・ジャパンになりそうだと語っていた。
スニネンがWRCのターマックラウンドにトップカテゴリーのマシンで最後に出場したのは、2021年最終戦のACIラリー・モンツァだった。彼はヒョンデi20クーペWRCを駆って6位でフィニッシュしている。