富士重工業は25日、新しいWRX STIを正式に発表、日本での販売を開始した。
WRX STIは、WRXシリーズ共通の商品コンセプト「Pure Power in Your Control」を高次元で具現化した、同シリーズのトップグレードモデルとして位置づけられている。
富士重工業によれば、WRX STIは308PS/6400rpm、422Nm /4400rpmというハイパワーをドライバーの意のままに操ることのできるよう、スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンスを実現するために、ボディ、シャシー等車両各部の性能を極限まで高め、融合させたという。
また、様々なモータースポーツにおいてその性能を磨き続けてきた2.0リットル水平対向ハイパワーターボエンジン、マルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)システム等を搭載。シャシー性能については、剛性を更に向上させた専用サスペンションを開発する等、ステアリングレスポンス、リヤグリップ、フラットライドの3点の性能向上が徹底的に追求されている。
過酷な路面条件で知られるドイツのニュルブルクリンク・サーキットをはじめとする、世界各国の様々な走行条件下で走行性能を鍛え上げることで、ドライバーの操作への俊敏なレスポンスと、より正確で安定したコーナリングを実現するとともに、操縦安定性と乗り心地の双方を向上させている。
WRX STIのメーカー希望小売価格は3,790,800円(税込)、大型リヤスポイラーやビルシュタイン製ダンパーなどの装備を加えたWRX STI Type Sが4,114,800円(税込)と発表されている。