WRC2024/06/18

セスクス、ポーランドに向けてRally1をテストへ

(c)Red Bull Content Pool

 マルティンシュ・セスクスは月曜日、エストニアでMスポーツのプレイベントテストに合流、ラリー・ポーランドに向けてフォード・プーマRally1を初めてテストしている。

 WRCは2週間後のラリー・ポーランド以降、ラリー・ラトビア、ラリー・フィンランドの高速グラベル3連戦を迎える。先週始めにはヒョンデとトヨタがポーランドの準備を行った後、Mスポーツは先週末からエストニアでテストを開始している。土曜日にはグレゴワール・ミュンスター、日曜日にはアドリアン・フールモーがそれに続いてプーマのステアリングを握っており、月曜日にはスウェーデンで行われたERCロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアを走ったばかりのセスクスが初めてプーマRally1を走らせる機会に恵まれている。彼は4月にMスポーツを訪れた際にチームの施設内でこのマシンを走らせてはいるが、本格的なテストを行うのはこれが初めてだ!

 セスクスはポーランドでノンハイブリッドのプーマRally1でWRCトップカテゴリーにデビューしたあと、母国のラトビアではハイブリッドを装着したフルRally1マシンでのデビューを果たすことになる。

「今年のERCは、信じられないほど競争が激しく、予測不可能な戦いが続いており、獲得したポイントのすべてが重要となる。僕たちの目標は、ロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアでトップに近づくことだったが、トップレベルのドライバーたちと戦えたことはいい機会になった」とセスクスはERCスカンジナビアをふり返っている。

 しかし、ラリーのあと彼にはゆっくりと休息をする時間はなかったようだ。

「わずか数時間の睡眠の後、僕たちはエストニア行きのフェリーに乗っている。月曜日の朝には、MスポーツのプーマRally1での慣熟走行を再開する予定だ。6月23日にワルシャワで開催されるWRCラリーショーでもこのマシンで走り、そしてラリー・ポーランドに備える計画だ。明日から私の焦点はWRCデビューに移り、貴重な教訓を生かし、我々の能力を最高の形で披露したいと思っている」