WRC2025/07/20

ソルベルグ、「これまでで最高の日」

(c)Toyota

 オリヴァー・ソルベルグは、トヨタのRally1マシンでのデビュー戦にもかかわらず、キャリア初の優勝に向けてゆるぎないペースでリードを拡大、これまでのキャリアで最高の日になったとふりかえった。

 ソルベルグは金曜日、ステージの走行順が8番手とかなり後方というライバルよりは有利な走行条件にも助けられた。しかし、土曜日はライバルに対する走行順のアドバンテージはほぼなくなり、同条件に近い路面コンディションでの戦いとなった。それでもソルベルグは、3人のワールドチャンピオンたちのプレッシャーをものともしない走りをみせて、朝のループでは3ステージ連続でベストタイムを記録、午後のループではこの週末7回目のベストタイムを記録したSS15以外は2、3番手のタイムでまとめ、総合2位のオイット・タナックに21.1秒差をつけ、首位の座をしっかりと守り抜いた。

「今日は全員が同じ出走順だったのに、僕はミスをすることなく、いくつかのステージを勝利したし、クリーンで安定した走りができた。今日はおそらくこれまでで最高の日だったと思う」とソルベルグは語った。

「僕にとってはすべてが初めての経験だった。だから、言葉が出ないほどホッとしているし、明日に向けて集中力を高めている。とにかく完走したい」

 ソルベルグの後ろには、ヒョンデの2人の世界王者が迫っている。日曜日の最終決戦は容易な戦いにはならないだろう。

「勝利を狙って全開で追いかけてくる2人のクレイジーな男たちが後ろにいるのだから、簡単ではない。自分がしたことの実感がまだ湧かないが、とにかくベストを尽くした。それがうまくいっている」
 
 フィニッシュ地点では、ソルベルグに「エストニア出身の世界王者と優勝を争うのはどんな気分か」という質問が飛んだが、「考えないようにしているよ」とソルベルグは笑った。

 最終日はソルベルグにとってもう一つの試練が待っている。雨が降る可能性があるのだ!

「そうだね。雨が降りそうだという情報は聞いているよ。まだウェットコンディションでこのマシンをドライブしたことがないので、何も断言したくない。明日はまだ不確実な部分が多い。でも、ベストを尽くすよ」

 ソルベルグは、日曜日の残り3つのステージについては、これまでやってきたことを続けるだけだと述べている。

「今は、他の人が何をしようと気にしない。自分のことに集中し、上達と学習に集中するようにしている。もちろん、楽しむこともね。それに、今日はちょっとクレイジーなほど大きいジャンプをいくつか跳んだんだ。首のマッサージが必要だが、それ以外はとにかく絶好調だ」とソルベルグは冗談めかして語った。

 ソルベルグが明日、ラリー・エストニアで優勝すると23歳と297日という史上3位の若さでの勝利記録を達成することになる。