RallyCross2018/11/24

ソルベルグ、「マシンが届かない!」

(c)PSRX

 今週末に開催される世界ラリークロス選手権最終戦の南アフリカRXの準備がキラーニーのインターナショナルレースウェイで始まっているが、PSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンの2台のVWポロRスーパーカーはサーキットに届いていなかったためチームは金曜日のシェイクダウンをパスすることになった。

 ペター・ソルベルグによれば、スウェーデンのトースビー港でのコンテナの積み出しが何らかの理由で14日間も遅れ、さらに水曜日にケープタウンの港に到着する予定だったコンテナ船も強風のため着岸できず荷揚げが遅れていたため、金曜日のシェイクダウンと車検にマシンが間に合わない状況となっていたという。

「荷揚げが遅れているためマシンがまだサーキットに届いていないんだ。ヨーロッパから送り出すとき、何らかの理由で船に積み込まれず、14日間も港に放置されていたんだ。われわれはコンテナの到着を待っていたが、強風のために荷揚げが遅れていると聞いている。マシンは走れる準備をしてコンテナに積んであったが、どうにか今夜のうちにここに機材が届くことを祈っている」とソルベルグは語っていた。
 
 幸いなことに日没の前になってやっとマシンとともに機材を搭載したコンテナがキラーニーのサーキットに到着している。

「48時間待たされたがやっと機材が届いた。劇的な一日だったよ。シェイクダウンと車検を逃してしまったが、とにかく土曜日の朝のフリー走行にマシンを間に合わせることが重要だ。やっとここから僕らのレースが始まる!」とソルベルグは安堵したようにファンにむけてメッセージを送っている。

 マシンと機材を受け取ったチームは土曜日の朝9時15分から始まるフリー走行に向けて徹夜でマシンの準備とピットの設営を行っている。チームはシェイクダウンでの走行はキャンセルしており、規定に従って予選の前に少なくともフリー走行で1周以上の周回を行う必要がある。