WRC2022/12/18

デルクール、新型ファビアでモンテ参戦を発表

(c)Francois Delecour

 ラリー界のレジェンド、フランソワ・デルクールは、来年の開幕戦ラリー・モンテカルロにトークスポーツのシュコダ・ファビアRS Rally2を駆って参戦することを発表した。60歳になったデルクールは、モンテ・ウィナーの名誉に賭けて若手ドライバーとWRC2を戦う。

 1994年にフォード・エスコートRSコスワース4x4で優勝したデルクールは、23回目のラリー・モンテカルロへの出場を、当初はMスポーツのプーマRally1を駆って選手権の最高峰のカテゴリーに挑む計画だった。しかし、彼は金曜日にすでにMスポーツのレンタカーのなくなってしまったと残念そうに明かし、代替えの解決策があることを示唆していた。

 デルクールは土曜日、ソーシャルメディアにおいてトークスポーツから最新のファビアRS Rally2でのモンテ挑戦を行うことになったと明らかにしている。

「トークスポーツWRTの素晴らしいシュコダWRC2マシンのステアリングを握り、このカテゴリーで最高のドライバーたちと一緒に来月のラリー・モンテカルロに参戦することになって大変嬉しいよ」とデルクールはファンに向けて発表した。

「サブリナ・デ・カステリも私のそばにいて、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるはずだ。必要なことはなんでもするつもりだし、マシンに慣れ、ベストコンディションでラリーを楽しみたいと思う」

 WRCで4回の優勝経験を持つデルクールは、2002年の三菱ワークスでのシーズンを最後にWRCのフル参戦から引退している。しかし、それ以降も彼は、開幕戦のモンテを中心に不定期に参戦し、今年もアルピーヌA110ラリーRGTを駆ってクラス3位を獲得している。

 デルクールがR5/Rally2マシンをドライブしたのは、6年前のスイスのイベントでシトロエンDS3 R5をドライブした一度きりだ。