WRC2023/09/27

トップドライバーが歴史あるラ・モネダ宮殿に集結

(c)Toyota

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 待望のラリー・チリ・ビオビオの序幕として、WRCドライバー、主催者、政府関係者の豪華な顔ぶれが日曜日、サンティアゴにある象徴的なラ・モネダ宮殿に集結した。

 南米チリの首都にあるラ・モネダ宮殿は、1805年の建国以来、大統領官邸として機能してきた歴史ある政府の建物だ。国内主要メディアも出席し、9月28日から10月1日まで開催されるラリーウィークに向けて素晴らしい舞台が幕を開けた。

 出席者のなかには、WRC王者で現在ランキング首位のカッレ・ロヴァンペラ、ヒョンデ・モータースポーツのテーム・スニネン、Mスポーツ・フォードのピエール‐ルイ・ルーベもいた。また、今週、フォード・プーマRally1をデビューさせるアルベルト・ヘラーや、10度の国内チャンピオンに輝いたホルヘ・マルティネスなど、国内のトップ選手たちも多く参加した。

 また、チリのスポーツ大臣を務めるハイメ・ピサロや観光副長官ベロニカ・パルド、ラリー・プロモーターのフェリパ・オルタ、WRCイベント・ディレクターのサイモン・ラーキンといった主要人物も集結した。

「ロス・ナランホス」と呼ばれる中庭は、歴史的に多くの大統領が国民に向けて演説を行ってきた場所であり、国内トップネットワークが生中継やインタビューを行うなど、メディアとの交流に最適な場となった。

 ラリー・チリに向けて33ポイントのリードを持つトヨタのロヴァンペラは、次のように語った。「シュコダ・ファビアR5でクラス優勝した2019年にここを訪れて以来、チリのステージの詳細はほとんど覚えている」

「誰もが話している重要な事柄の1つは、この地域の天候の変化だ。今回のラリーは春先に開催されるが、そうだとしても、ほんの一瞬で晴れたり雨が降ったりする。(ゴールを迎える)日曜日は僕の23回目の誕生日だから、優勝でお祝いできればとてもうれしい」