クリス・ミークが、2019年にトヨタから世界ラリー選手権に劇的な復帰を果たすことが決まったとイギリス・メディアが一斉に報じている。
トヨタはWRCに参戦する前の2015年末にミークにオファーをしたが、翌年はヤリスWRCの開発テストに専念する一年になるため、当時42歳だった彼はシトロエン・レーシングへの残留を選ぶことになった。しかし、彼はシトロエンで5勝を記録したあと、今年のラリー・デ・ポルトガルでのクラッシュを機にチームから解雇されている。
トヨタにはオイット・タナクとの2019年までの契約があるが、報道によれば、エサペッカ・ラッピがチームを離脱することになり、タナク、ミーク、ヤリ-マティ・ラトバラという新しい体制についての発表が来週にもあるという。
トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのトミ・マキネン代表は、ラリーGBの最終日にWRCライブのゲストとして招かれた際に、ミークがユバスキュラで目撃されている報道があることについて問われ、笑いながらはぐらかしていたものの、彼への評価が高いことは否定しなかった。
「彼はきっとユバスキュラに旅行をしていたんじゃないかな(笑)。彼が速いドライバーの一人であることは誰もが知っていることだ。我々はいま、来季のチャンピオンシップを狙うためのチームの準備をしているところだが、現時点ではまだ言うべきことはない」
また、トヨタを離れるラッピについては、シトロエンと3年契約を結んでいるとフランス・メディアが伝えており、こちらもトヨタと前後する形で新しい体制の発表が行われることになりそうだ。