トヨタは、ラリー・チリ・ビオビオで世界ラリー選手権の歴史における金字塔ともいえる通算103勝の勝利を達成、最多優勝を遂げたマニュファクチャラーとなった。
世界ラリー選手権でのトヨタの圧倒的な支配は、チリでも続いた。先週末に行われたラリー・チリで、セバスチャン・オジエが見事な「ハットトリック」達成している。総合優勝に加え、パワーステージ、サンデーポイントでもトップに立った。
これによりオジエはドライバーズ選手権の首位に浮上し、2位だったエルフィン・エヴァンスを2ポイント差でリードしている。トヨタはチリで1-2フィニッシュを決め、週末を通して再び数々のトラブルに苦しんだ宿敵ヒョンデを圧倒した。
さらに、トヨタは今回の勝利でWRC通算103勝目に到達し、シトロエンを抜いて選手権史上最も成功したマニュファクチャラーとなった。
「今日は本当に103%の出来だった。というのも、トヨタにとって103勝目だからね。皆が本当に素晴らしい仕事をしてくれた。本当に嬉しい」とトヨタのチーム代表代行を務めるユハ・カンクネンは喜びを語った。
66歳のカンクネンはラリードライバーとしてのキャリアの中で4度の世界タイトルを獲得しているが、この歴史的勝利は彼にとっても特別なものとなった。
「こういう瞬間は一生忘れることがないものだ」とカンクネンは語る。
トヨタは今シーズン、全てを手中に収めそうだ。ドライバーズタイトルはオジエとエヴァンスの一騎打ちの様相を呈しており、マニュファクチャラーズ選手権はもはや語るまでもない。事実上トヨタの手の中にあり、9度目のタイトルは次戦のセントラル・ヨーロッパ・ラリーで決まる可能性がある。つまり、いよいよ来年は、ランチアが保持してきた伝説の記録となっていた10回のマニュファクチャラータイトル記録に並ぶ可能性があるのだ。
「今度のセントラル・ヨーロピアン・ラリーは緊張感のある週末になるだろう。でも今のところすべて順調だし、そしてもちろん日本での、トヨタにとっての第2のホームラリーを本当に楽しみしている」とカンクネンは語っている。