WORLDWIDE2019/04/25

ヌーヴィル、i20クーペWRCでイープルに参戦へ

(c)Hyundai

 イープル・ラリー主催者のクラブ・スーパーステージは、6月27日から29日に行われる今年のイベントにティエリー・ヌーヴィルとニコラ・ジルスールがヒュンダイi20クーペWRCで出場することを公式に認めた。ヒュンダイはすでに6月14〜16日に行われるラリー・ヴォージュにセバスチャン・ローブをi20クーペWRCで出場させることをすでに決めており、2週間後にふたたびイープルでこのマシンが走ることになる。

 55回目の開催を迎える今年のイープル・ラリーに「イープル・ラリー・マスターズ」カテゴリーを新設、トヨタ・セリカGT-FOURやフォード・エスコートRSコスワースのようなグループAマシンやプジョー306マキシのようなキットカーのほか、最新のWRカーが参戦することになると主催者は認めていた。

 ベルギーのステージを新世代WRカーが走るのはこれが初の機会となる。ヌーヴィルはこのマシンで母国ファンの前を走るのが楽しみでならないと語っている。

「昨年、僕とニコラは、i20 R5でイープルのコースに挑んで勝利したが、今年も同じマシンだったらファンはがっかりするだろう。もちろん僕はこのラリーに今年も出場したかったが、情熱的な支援者たちのおかげで今度はヒュンダイi20クーペWRCで出場できることになった」とヌーヴィルは語った。

「イープルのコースはとても特殊であり、インカットも深いので、ここでi20クーペWRCを速く走らせることはチャレンジになるだろう。他のR5マシンと対戦しているわけではないので、競争する気分は少ないかもしれないが、ファンを楽しませることができるだろう!」

 ヒュンダイ・ベルックスの代表取締役、オリヴィエ・セルメウスは、母国でヌーヴィルとジルスールをベルギーのステージを最新のWRカーを走らせることは簡単な決定だったと語った。

「ティエリーとジルスールが今年はイープルに出場しないと長い間想定してききた。しかし、彼らが昨年、i20 R5で勝利した後、たしかに我々は新しい付加価値をイベントで叶えることを探し求めてきた。i20クーペWRCのような想像力を捉えたクルマがベルギーの英雄と一緒にベルギーの土地を走れるのなら、我々が出場を決定することは実に簡単だったよ」