WRC2020/06/05

パッドン、僕らはWRC開催を決して諦めない

(c)Rally New Zealand

 ヘイデン・パッドンは、9月3-6日に開催が予定されていたラリー・ニュージーランドの中止決定を受けて、2012年以来となる世界ラリー選手権復帰のために奔走してきた主催チームの努力を讃えるとともに、将来、必ずまたオークランドにWRCを呼ぶために協力を惜しまないと誓った。

 ラリー・ニュージーランドは今年2月、オークランドのマウント・スマート・スタジアムにサービスパークを置くことを発表、スタジアムでオークランド市長のフィル・ゴフとイベントディレクターのマイケル・ゴールドスタイン、イベントのアンバサダーに就任したパッドンと共に撮影された写真を公開、8年ぶりのWRC開催にむけて準備が着々と進んでいたことを発表している。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによって政府による国境制限がさらに長期に及ぶことが確実となった状況を受けて、ニュージーランド主催者は木曜日に今季の開催を断念したことを発表している。

 パッドンは、この嵐のような一撃に心を痛めたとしながらも、決してWRC招致を諦めないと語っている。

「今日のラリー・ニュージーランドのニュースには当然のことだが本当にがっかりしたよ。明らかに他に選択肢はなかったが、これ以上の痛い打撃はないよ。WRCをニュージーランドに戻すために過去5年間、必死に戦った人々に大きな感謝の気持ちを伝えたい。特に(ニュージーランド・チェアマンの)ピーター・ジョンストン、(イベントディレクターの)マイケル・ゴールドスタイン、そして主催チームのメンバーたち。嵐は永遠に続くわけではない。このことを覚えておこう。ラリー・ニュージーランド・チームも僕もみんなの夢を諦めないよ」