WRC2025/07/15

パヤリ、ついにスピードのリミッターを解除か

(c)Toyota

 サミ・パヤリは、ラリー・エストニアとラリー・フィンランドの高速グラベルラリーではこれまで封印してきたスピードのリミッターを解除し、自身がもてる最大のパフォーマンスをみせてくれるかもしれない。

 パヤリはRally1カーのデビュー戦となった昨年のフィンランドを4位でフィニッシュしているが、彼はこの自己最高記録をいまだ破っていない。

 パヤリは、Rally1カーでのフル参戦の初年度となった今シーズンはまだ学びの旅だと繰り返し述べており、持てる最高のポテンシャルをまだ見せていない。
 
 しかし、長い道のりだったが、今、すべてが変わろうとしている。ここからは2戦の超高速ラリーだ。今週はエストニア、そして8月初旬にはフィンランドが控えている。彼は、きっと楽しめるに違いないと笑みをみせている。

「次の2つのラリーは、これまでのものとは全く異なり、僕にとってカレンダーの中で最も楽しめるものになるかもしれない」とパヤリは語った。

「ステージは高速で、非常に流れがスムーズで、コンディションもかなり良いので、トラブルを避けるよりも速く走ることがより重要になる」

 エストニアはフィンランドと同様に高速ラリーだが、路面はユヴァスキュラとは異なる。彼は2022年のエストニアではジュニアWRCで優勝を飾っており、2023年のエストニアではアンドレアス・ミケルセンに続いてWRC2で2位となったあと、直後のフィンランドでWRC2初優勝を飾っている。

 パヤリは、今後のラリーではよりアグレッシブな走りを見せたいと語った。

「エストニアの路面はフィンランドよりも柔らかく、轍も深く入りやすいので、決して楽なラリーとは言えないが、サポートカテゴリーでは良いラリーだった」とパヤリはふりかえっている。

「シーズンも折り返し地点に差し掛かり、ペースを上げようとするのは自然な流れだ。今後のラリーは、無理なことをしなくてもペースを上げるのに良い機会になるでしょう」