ヒュンダイ・モータースポーツは、2022年からスタートするハイブリッド化される世界ラリー選手権にヒュンダイi20 NをベースとしたRally1カーで参戦することを発表した。
ヒュンダイは2014年にWRCに復帰、これまでに18戦で勝利を飾り、2019年と2020年にマニュファクチャラータイトルを制覇しているが、現行チームのなかで唯一、ハイブリッド・システムが投入される2022年以降も選手権に残留する意向を示していなかった。
しかし、FIAは水曜日、トヨタ、Mスポーツ・フォードとともに将来のスポーツプログラムが疑問となってきたヒュンダイの3つのマニュファクチャラーが2022年から2024年までの3年間にわたって世界ラリー選手権への参戦を行うとともにFIAと共同でハイブリッド技術の開発に取り組む契約を締結したことを正式に発表した。
ヒュンダイ・モータースポーツのボス、アンドレア・アダモは新しいヒュンダイi20Nをベースとしたハイブリッドマシンの開発が進んでいることを明らかにするとともに、新しい選手権でもタイトルに挑むことを宣言している。
「ヒュンダイ・モータースポーツは、現在および将来の自動車技術を紹介する信頼性の高いプラットフォームを提供することで、ヒュンダイ本社が設定したグローバルな目標をサポートするために存在しているものだ」
「レースやラリーを通じて、明日のヒュンダイのロードカーの開発に影響を与え、方向性を示すことができる。これは本当に名誉なことで、私たちはその役割を非常に真剣に受け止めている」
「そのため、FIAとWRCプロモーターが2022年からの新しいハイブリッド・レギュレーションで示した将来の方向性をサポートできることを嬉しく思う。我々はヒュンダイi20 Nをベースとしてマシンを開発するが、これはWRCにおけるこれまでの成功からインスピレーションを得たものだ」
「2度のチャンピオンとして、私たちは新しい挑戦を歓迎し、この新しい時代にヒュンダイの旗を掲げることを楽しみにしている」