ヒョンデ・モータースポーツは、1か月後に予定されているサファリ・ラリー・ケニアのラインナップを発表、ティエリー・ヌーヴィル、エサペッカ・ラッピに加えてダニエル・ソルドが3戦連続で3台目のi20 N Rally1を駆って出場することになる。
ヒョンデは、昨年のサファリ・ラリーでは、オリヴァー・ソルベルグを起用しており、ソルドはチャンピオンシップで最も過酷なこのイベントに2年ぶりに出場することになる。彼は2021年にサファリ・ラリーに出場したが、初日にホイールを失ってマシンを止め、最終的に総合12位でラリーを終えている。
ソルドは今季2戦目の出場となった先日のラリー・デ・ポルトガルではヒョンデ勢最上位となる総合2位でフィニッシュを果たしており、過去2度の優勝経験をもつ次戦のラリー・イタリア・サルディニアでも表彰台争いが期待されている。
ヒョンデのチーム代表を務めるシリル・アビテブールは、ソルドが今シーズンの残りのイベントにフル参戦することはないと語るとともに、長期的な視野に立ってドライバーのラインアップを再編するプロセスが進行中であると認めていることから、サファリのあとに予定される7月のラリー・エストニア、さらにそれに続くラリー・フィンランドの高速グラベルラリーでは、クレイグ・ブリーンの代わりとなる新しいドライバーが起用される可能性が高いとみられている。
ヒョンデは、日曜日に中央フィンランドのヤムサに登録しているチームの公式テスト拠点においてラッピがi20 N Rally1を駆ってテストを行っており、翌日以降、新しい第3のドライバーがテストを行う可能性があるかもしれないとの期待があったが、いまのところ目撃情報はないようだ。