WRC2023/01/25

フォト・オブ・ザ・イヤー受賞はジャパンの写真

(c)WRC Promoter/wrc.com

 ハンガリーのフォトグラファー、ゲルゲリー・マカイが、WRC.comのファン投票で2度目のプログレード・デジタルフォトグラフ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

 昨年のFORUM8ラリー・ジャパンでオイット・タナクとマルティン・ヤルヴェオヤがイセガミ・トンネルを駆け抜ける様子を撮影した写真が、WRCのベストフォトグラファーによる10作品の中からファン投票で1位を獲得した。また、ラリー・ジャパンの写真はトップ3のうち2点選ばれる結果となった。

 2016年に同賞を受賞したことのあるマカイは、「2度目のフォト・オブ・ザ・イヤーにファンの皆様から選ばれたことは、私にとって大変光栄なことです」と述べている。

「この写真は、昨年のシーズンフィナーレのラリー・ジャパンで撮影したものです。私は2022年に公式カメラマンとしてWRC150戦目を迎え、日本は151戦目のラリーでした」

「WRCの歴史上、こんなことは初めてだったので、あのトンネル区間を撮らなければならないと、レッキのときに思いました。ラリーカーがトンネルの最初に現れる瞬間は、特別なものでした。ライトは本当に厄介で、だからあの写真も独特に見えるんだ」

 マカイは、昨年9月に亡くなった元WRC広報担当のマーク・ウィルフォードに賞を捧げた。

「2016年にシドニーで初めて(フォト・オブ・ザ・イヤーの)賞をもらったんだ。そこにはWRCプロモーターからマーク・ウィルフォードがいました。私を祝福してくれた彼の声をまだ聞くことができたらと思い、彼の思いだしながらこの賞を受け取ります」

 2位はサファリ・ラリー・ケニアで深いフェシュフェシュの砂の中を走るタナクを撮影したコリン・マクマスターの作品だ。3位は、同じく日本で紅葉のステージを駆け抜けるティエリー・ヌーヴィルを撮影したバスティアン・ボーダンの作品だ。