WORLDWIDE2020/05/10

プジョー208 Rally4にほぼ100台の注文

(c)Peugeot

 プジョースポールは、これまでに新しいプジョー208 Rally4にほぼ100台のオーダーがあったことを発表、5月末には1号車をカスタマーに納車する予定であることを明らかにした。

 新しい208 Rally4は当初、5月1日以降にはヨーロッパの主要選手権などにおいてデビューできるようPSAモータースポーツのワークショップで製造が進められてきたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言によって工場が一時ストップした状態だった。

 フランス国内では、フランス・ラリー選手権をはじめとしてさまざまなシリーズ戦がストップしており、新しい208 Rally4で出場できる208ラリーカップは開幕戦として5月8日に予定されたラリー・カスティーヌ・テール・ド・オキシタニが延期、第2戦ラリー・ヴォージュ・グランド・エストと第3戦ラリー・テール・ド・ラングレが相次いでキャンセルとなっており、9月4-5日に開催されるラリー・モンブランでシーズンが再開される予定になっている。

 プジョースポールのディレクターであるフランソワ・ウェールズは、この非常にデリケートな状況にもかかわらず、新しいプジョー208Rally4の注文がキャンセルされたことはなかったと明らかにするとともに、納車を待ち望んでいるカスタマーたちにお詫びとともに感謝の気持ちを述べている。

「この困難で先が見えない時期に、208ラリーカップと新しい208 Rally4に関する情報をできるだけ早くお伝えしたいと思っていた」

「208 Rally4の製造のスピードは減速しているものの製造は続いており、5月末に最初の車両をお届けできることを期待している状況だ。これまでに注文されたほぼ100台のマシンの納車については2020年のうちに達成できるようにできる限りのことを行つもりだ。208 Rally4の注文にキャンセルはなく、カスタマーのみなさんのご愛顧と信頼に感謝したい」

「208ラリーカップについては、政府、FFSA、およびラリーの主催者の決定と推奨に従って、9月4-5日のラリー・モンブランでシーズンを開始することを目標にしている」