ミッコ・ヘイッキラは、先週末にイタリアで開催されたラリー・チッタ・ディ・フォリーニョで勝利を収め、FIAヨーロッパ・ラリー選手権の強力なタイトル候補であることを改めて示した。
ヘイッキラは今季のERCで、ステップ・ファイブ・モータースポーツのトヨタGRヤリスRally2で参戦する。イタリアのグラベルラリー選手権であるカンピオナート・イタリアーノ・ラリー・テラの開幕ラウンドでの勝利は、彼にとってこのチームでの初ドライブとなった。
2024年の新しいコドライバーとしてクリスティアン・テモネンを迎えたヘイッキラは、SS2でアルベルト・バッティストッリを抜いてトップに浮上すると、そのまま8連続ステージ勝利を獲得した。バッティストッリはヘイッキラから40.9秒遅れで2位を獲得し、MRFタイヤとの提携を好調にスタートさせた。
「レグ1では、グリップレベルの変化に対応するのに時間がかかった」と32歳のヘイッキラはラリー後に語った。「レグ2では雨も止み、もう少しプッシュすることができた。ステージの3回目のループでは、激しい雨に見舞われ、コンディションは極端に悪化した。特に最後の2つのステージでは、溝に大量の水が溜まっていた。今後このようなコンディションで走るための素晴らしい練習になった」。
ステップ・ファイブ・モータースポーツとのパートナーシップについて、ヘイッキラはこう付け加えた。
「チームがいかに情熱的で、献身的で、よく組織化されているかを見ることができて素晴らしかった。チームにとても感謝している。トヨタがこのようなステージで強いことは知っていたが、この難しいコンディションで本当にその強さを発揮してくれた。ミシュランも今日のような様々なコンディションで見事に機能してくれた。クリスティアンにも心から感謝している。彼の仕事は素晴らしいので、今後も一緒に仕事ができることを嬉しく思う」
先月のフィンランド選手権第2ラウンドのアークティック・ラップランド・ラリーで勝利を飾ったヘイッキラは、2024年ERCシーズン開幕ラウンドとして4月12日から14日に開催されるラリー・ハンガリーに先立ち、4月7日にイタリア・グラベル選手権のラリー・デッラ・ヴァル・ドルチャに参戦する。