WRC2020/09/28

ペター、サルディニアでピレリWRCタイヤを披露

(c)Pirelli

 ペター・ソルベルグは、来年の世界ラリー選手権で使用されるピレリ・タイヤを装着したシトロエンC3 WRCを駆って、10月8-11日に行われるラリー・イタリア・サルディニアにおいてその走りを久しぶりに披露する。

 2003年にピレリ・タイヤを装着したスバル・インプレッサWRC03を駆ってワールドチャンピオンに輝いたソルベルグは、ピレリカラーをまとった2021年のWRCタイヤ開発車両のC3 WRCとともにラリー・イタリア・サルディニアのパワーステージに帰ってくる。

 この6.89kmのサッサリ〜アルジェンティエラのステージにおいて、ソルベルグのコドライバーを務めるのは、ピレリ開発ドライバーを務めてきたアンドレアス・ミケルセンだ。二人は競技が始まる前にステージを走行して、ファンにピレリの最新世代のスコーピオンKXタイヤの走りを披露する。

 ミケルセンは、その3日前の木曜日の朝に行われるオルメド・ステージにおけるシェイクダウンでスコーピオンKXタイヤを一般公開することになっている。ミケルセンは、3.79kmのステージにおいてメディアをコドライバーシートに乗せて、荒れたグラベルでのタイヤの性能をPRする予定だ。

 ピレリのラリープログラムマネージャーを務めるテレンツィオ・テストーニは、次のように語った。

「これは真剣な競技デビューではないが、ピレリにとってのホームイベントで新しいスコーピオンKXタイヤをメディアやファンに紹介するチャンスを得たかっただけだ」と語った。

「ペターがパワーステージに戻ってきてくれたのは嬉しいけど、コドライバーズシートのアンドレアス(・ミケルセン)にとっては楽しみが減ったかもしれないね。

 ピレリは、2021年1月から2024年末まで、世界ラリー選手権のトップカテゴリーとサポート選手権にタイヤを独占供給する。