エンニ・マルコネンは、サミ・パヤリとともにWRC2のチャンピオンに輝いたが、今季限りでこのパートナーシップを解消するという決定は予想外のものだったと告白している。
マルコネンは2022年以降、パヤリのコドライバーを務めてきたが、2023年からWRC2への挑戦を開始し、今年ついに念願のWRC2チャンピオンに輝いている。さらにパヤリは今季、フィンランド、チリ、セントラル・ヨーロッパの3戦のイベントでトヨタGRヤリスRally1を走らせており、2025年はトヨタGAZOOレーシングWRTからトップカテゴリーにフル参戦するチャンスを掴むことになった。
だが、マルコネンは来季、ステップアップを果たしたパヤリのコドライバーシートには別の誰かが座ることになるという決定は予想もしてなかったと明かしている。
「ご存知のように、僕はもうサミのコドライバーとして働くことはありません」と、マルコネンはInstagramに投稿した。「サミと私は一緒に大きな夢を見てきたし、懸命に努力して、それを達成してきました。サミの決断は私を驚かせました。当然、とても悲しい。これは私が望んでいた決断ではありませんでした。念のため言っておきますが、私はサミの決断については、もちろん今日より前から知っていました」
「私は常にベストを尽くしてきましたし、9回の勝利、14回の表彰台、そしてWRC2チャンピオンという素晴らしい成果を共に成し遂げてきました。私は人生の10年以上をラリーに捧げてきたので、頂点への旅がこれからも続くことを願っているし、そう信じています。ひとつの扉が閉じれば、また別の扉が開くはずよ」
「この1年間、揺るぎないサポートと信頼を寄せてくれたプリントスポーツとトヨタに心から感謝したい。これは私の人生で最高の日々でした。皆さんと一緒に仕事ができたことを大変光栄に思う。サミの今後の成功を祈っています」