WRC2017/01/24

ミケルセン、モンテWRC2を圧勝

(c)Skoda

 ラリー・モンテカルロのWRC 2は、シュコダ・モータースポーツからスポット参戦したアンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアR5)が最初から最後まで一度もリードを手放すこと無く勝利を収めた。

 ラリー前から優勝候補と目されていたミケルセンは、金曜日の朝のステージではチームメイトのヤン・コペツキから激しいプレッシャーを受けたが、何とかリードを維持し、その後は快適なリードを開き、落ち着いた走りで最終的に3分25.4秒の大差をつけてWRC2を勝利した。

 ミケルセンのファビアR5は、40年前にシュコダがモンテカルロでクラス優勝した際のカラーを纏っていた。彼は昨シーズンのWRCドライバーズ選手権を3位で終えたが、フォルクスワーゲンチームの突然の撤退によって、2017年はフルタイム・シートを失うこととなった。

「僕たちはいい仕事をしたし、結果には満足しているが、一刻も早くワードラリーカーに乗りたい。そこが僕の居場所だ。状況は困難だが、何とか解決策を見つけたいね」とミケルセンは語った。

 チェコ王者のコペツキは、DAY2でパンクしたもののすぐに巻き返し、その後は安定した走りで3位のブライアン・ブフィエ(フォード・フィエスタR5)に3分11.3秒の差をつけて2位を獲得した。

 ミケルセンと同じくワールドラリーカーからWRC2にステップバックとなったエリック・カミリー(フォード・フィエスタR5)が、4位を獲得している。カンタン・ジルベール(フォード・フィエスタR5)が5位、エミル・ベルクヴィスト(シトロエンDS3 R5)が6位を獲得した。

 ジャンドメニコ・バッソ(フォード・フィエスタR5)はオルタネータベルトの破損によってSS5でリタイア、ヨアン・ボナート(シトロエンDS3 R5)はSS3を走りきった直後にエンジンの問題でリタイアとなっている。