来月のラリー・モンテカルロは、グレゴワール・ミュンスターにとってフォード・プーマRally1で参戦するおそらく最後のイベントとなる見込みだ。
Mスポーツは先週、モータースポーツ・アイルランド・ラリー・アカデミーとの提携強化を受け、2026年世界ラリー選手権のフルシーズンドライバーとしてジョシュ・マクアーリンとジョン・アームストロングの2名を起用すると発表した。チームのラインナップから外れてしまったミュンスターもモンテカルロへプーマRally1で参戦することを自ら発表、シーズンには限定的な参戦ながらRally1で出場するものと見られていた。
しかし、ミュンスターは、このモンテカルロの参戦はプライベーターであるジョルダン・セルデリディスが所有するプーマRally1での参戦であり、それ以降はRally2での参戦になりそうだと認めた。
「僕らはダカールからモンテカルロへとまっすぐ向かうことになる。2026年にRally1カーを再び駆ることはないと思っていたが、この機会を見逃す手はないと思ったんだ」とミュンスターは語った。
「忙しい1月になるはずだが、2月はゆっくり休めるだろう。そのあとの計画についてはまだ100%決まっていないが、おそらくRally2カーで様々なイベントに参戦することになるはずだ」
ミュンスターは具体的なプランについては口を閉ざしたものの、2027年にはWRCのテクニカルレギュレーションが現行のRally2に準拠した新しいWRC27 Rally1カーへと移行することから、自身が2026年にRally1カーを再び駆ることはなくても、2027年に向けてRally2の経験を積むことは有益だと考えてきたと明かした。
「基本的に、2026年は(レギュレーションも)2027年への過渡期だ。だから2026年に重要なのは、Rally2でもいいからできるだけ多くの経験を積むことだと思う」とミュンスターは語った。
「国際ラリーだけでなく、国内選手権にもいくつか参戦したいと思っているが、複数のイベント、複数の選手権に参戦し続け、結果を残して、2027年のチャンスを掴みたい」
もっとも、ミュンスターにはモンテカルロの準備に使える時間はほとんどない。彼は11月にWRCシーズンが終了するとすぐにセルデリディスのコドライバーとしてイースト・サファリ・クラシック・ラリーに出場するため、ケニア行きの飛行機に乗った。
さらに1月初旬には、セルデリディスのコドライバーとしてフォード・ラプターT1+でダカール・ラリーに参戦し、その後フランスへ飛んでモンテカルロのレッキとラリーに臨む予定だ。
「サウジアラビア、ケニア、ダカール、そしてモンテカルロとずっと走り続ける感じだね。だからこれは、2025年シーズンの続きのようなもので、何かを証明する最後のチャンスのようなものだと思っている」と彼は語った。
「でも一方で、準備に割ける時間はほとんどないので、迷う余地はない。今できる限りの準備をするつもりだ。ダカール開催中も夜にキャンピングカーで準備し、モンテカルロに到着したらすぐに『さあ、行こう』という感じだ」
「テストはない。つまりシェイクダウンが僕にとってはテストみたいなものになるので、あとはただひたすら走るだけだ」
それでもミュンスターは昨年、キャリア初のベストタイムを奪うことに成功したモンテカルロでは何かを証明できるチャンスもあるかもしれないと語っている。
「基本的に、モンテカルロではかなりいいペースで走れると思っている。WRCの中で最も経験を積んでいるラリーだからね」とミュンスターは語った。
「今年は初めて最速タイムを記録した。2番手タイムもいくつか記録しているし、エンジンに問題が発生する前は4位だった。僕たちが活躍できるイベントだと思っているので、このチャンスを逃さずに、サウジアラビアでのマルティンシュ(・セスクス)のように、実力を示したい」