WORLDWIDE2023/07/04

ミーク、ポルトガル選手権でバースデイウィン

(c)Team Hyundai Portugal

(c)Team Hyundai Portugal

 クリス・ミークは、44歳の誕生日を目前にポルトガル・ラリー選手権の今年最初のターマックラウンドであるラリー・デ・カステロ・ブランコで優勝し、逆転タイトルの可能性を残すことになった。

 故クレイグ・ブリーンがコドライバーのジェームス・フルトンと共にスタートさせたチーム・ヒョンデ・ポルトガルのプログラムを引き継いだミークは、デビューイベントとなったラリー・テラス・ダボボレイラで優勝したものの、世界ラリー選手権と併催されたラリー・デ・ポルトガルではリタイアを喫した。

 ポルトガル選手権は先週末、ラリー・デ・カステロ・ブランコで1か月半ぶりに再開、ミークはヒョンデi20 NRally2のコックピットに戻ると金曜日に行われた4つのステージすべてを勝利、第2戦を勝利したチームメイトのリカルド・テオドシオに対して8.4秒のアドバンテージを築いてラリーをリードした。

 ミークは最終日も圧倒的なペースを見せて、6つのステージのうちパワーステージを含む4ステージを制し、最終ステージで4位から2位へと浮上したベルナルド・ソウサ(シトロエンC3 Rally2)に36.9秒の大差をつけて優勝した。

「ラリーはとてもうまくいったよ。ステージは長く、夜までの長い戦いが続いた。厳しかったのは年のせいかもしれないけど(笑)、素晴らしいエンディングでよかったよ」とミークは語った。ゴール翌日の日曜日に44歳になる彼にとってはバースデイウィンになったが、彼はこの勝利はクレイグ・ブリーンと彼のコドライバーでもあったフルトンのものだと語った。

「ブレーキは決して完璧には機能しなかったが、今日はその問題が軽減され、結果は非常にポジティブだった。うまくいったね。選手権は一戦ずつポイントを積み重ねていきたい」

 全12ステージのほとんどを2位につけていたテオドシオは最終ステージのミスで4位に終わり、ホセ・ペドロ・フォンテス(シトロエンC3 Rally2)が3位を獲得した。

 PWRCで活躍し、現ポルトガル王者のアルミンド・アラウージョ(シュコダ・ファビアRS Rally2)は5位、現チャンピオンシップリーダーのミゲール・コレア(シュコダ・ファビアRally2エボ)は1分以上遅れて6位となった。ミークは選手権では5位につけており、コレアからは36ポイントのビハインドだ。