ERC2020/11/11

ムンスターがERC1ジュニア連勝、選手権リーダーへ

(c)ERC

 ルクセンブルク生まれのグレゴワール・ムンスターがERC1ジュニア・カテゴリーで2戦連続して勝利を飾り、2回のパンクを喫した選手権リーダーのオリヴァー・ソルベルグを逆転し、1ポイント差でタイトル争いをリードした。

 1995年にベルギー・ラリー選手権でチャンピオンに輝いているベルナール・ムンスターを父にもつグレゴワールは、今年、ヒュンダイ・ルクセンブルクのサポートによってヒュンダイ・ジュニア・ドライバーとしてERCへの本格的なチャンレジを開始した。

 父ベルナールが経営するBMAオートスポーツがプリペアするヒュンダイi20 R5を駆るムンスターは、前戦のラリー・ファフェ・モンテロンゴでERC初表彰台の3位とERC1ジュニアの初勝利を飾って波に乗り、先週末のハンガリーでキャリア最上位のERC2位を飾るとともにERC1ジュニアで連勝を飾って選手権リーダーに躍り出した。

 21歳のムンスターは、パルクフェルメを出発して今朝サービスに到着する間、マシンがスタートできなくなる問題を抱えたが、多くのドライバーが問題を抱えた難しいターマックでは繊細な走りと大胆な走りを使い分けてみせた。

「最大の問題は最終日の朝、スタートがうまくいかなかったことだ。なかなか、エンジンがかからず、ひやりとしたんだ。寒い夜だったことが関係しているのかもしれない。だから最終日はこれ以上問題が起きないようにマシンを走らせることに努めたんだ!」とムンスターは語った。彼のコドライバーはベルギー出身のルイ・ルーカが務めている。

「本当に、本当にトリッキーなラリーだったので、この週末にはとても満足している。初日はプッシュして素晴らしいペースを見せることができた。2日目はギャップを維持する必要があった。今朝はリスクを冒したくなかったし、2回目のループではミスを犯さずに速く走れることを示せたので良かったと思う」

「昨年はオペル・アダムR2で走っていたが、今年はR5マシンでフルシーズンを過ごし、ラリーを重ねるごとに調子が良くなっている。ラリーを重ねるごとに調子が良くなってきていて、マシンにも自信を持って走れるようになった。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、毎回ペースを上げるのが少しずつ楽になっているからね」