WORLDWIDE2025/09/28

ラッピ、フィンランド選手権で2度目王者に

(c)Esapekka Lappi

(c)Esapekka Lappi

 エサペッカ・ラッピ(シュコダ・ファビアRS Rally2)は、先週末に行われたセイナヨキ・ラリーで今季5勝目を飾り、フィンランド選手権で2度目のタイトルに
輝くことになった。
 
 昨年のラリー・スウェーデンで2度目のWRC優勝を飾ったラッピは、今季はコドライバーのエンニ・マルコネンと共に母国のフィンランド選手権に挑戦してきた。ラッピは開幕戦への出場は見送り、第2戦のアークティック・ラップランド・ラリーでは、目覚ましい活躍を見せたトゥッカ・カウピネンに次ぐ2位に終わったものの、その後行われた4戦全てに優勝を果たして、最終戦セイナヨキ・ラリーを迎えていた。
 
 ラッピは、セイナヨキではエンジンがストップする問題を抱えながらも、エストニアのパトリック・エノク(トヨタGRヤリスRally2)に5.9秒差をつけて勝利を飾り、2012年に次ぐ2度目の母国選手権タイトルに輝くことになった。

「エンジンが何度かストールしてしまった。終盤でも同じことが起こった。ジャンクションでブレーキをかけた後、そのまま止まってしまい、エンジンがかからなくなってしまった。それでも総合結果にはほとんど影響しなかった」とラッピは少しも同様しなかったと笑みをみせた。

 最終戦で圧巻の勝利を収めた34歳のラッピは、目覚ましい速さをみせて自身に最後まで迫ってきた19歳のエノクを称賛した。エノクはフォード・フィエスタRally3を駆ってフィンランド選手権に挑んだ今季、前戦でSM2クラスのタイトルを獲得し、今回トップカテゴリーにステップアップしたばかりだった。

「若いドライバーたちを相手にして勝利したことはうれしいよ。彼らのスピードのベンチマークになれたのは素晴らしいことだ。もしここで僕を圧倒できる選手がいれば、その選手は間違いなくもっと大きな舞台に挑む準備ができているということを意味している。エノクは本当に力強いパフォーマンスだった。Rally2マシンでいきなりスタートし、あのペースを刻みました。彼には多くのスポンサーがいないが、来年はそうなることを願っている」とラッピは語った。

「本当に嬉しいよ。ここまで来て、こんな素晴らしいマシンを運転できて最高な気分だ。プリントスポーツとエーロ・ライコネンに心から感謝したい。この機会を得られたことは本当に素晴らしいことだ」とエノクは語った。

 エノクだけでなく、選手権には速い若手がつぎつぎと登場している。この最終戦では3位でフィニッシュしたトゥッカ・カウッピネン(トヨタGRヤリスRally2)は、フィンランド選手権をシーズン2位で終えることになった。アークティック・ラップランド・ラリーで18歳ながらフィンランド選手権初優勝を飾った彼は、ラッピとの戦うことで大きく成長できたとふりかえっている。「本当に満足しているよ。全力を尽くし、接戦だった。物事は常に良い方向に進んでいる。今回のラリーは、進歩が目前に迫っていることを示してくれた」とカウッピネンは総括した。

 ラッピはWRCへの参戦にはもう興味がないことを明言しつつも、シーズンが終わってみなければ将来はわからないと語ってきた。しかし、セイナヨキのゴールのあと、来季のフィンランド選手権のタイトル防衛を目指すつもりだと明言している。

「今年、この選手権を走り、このスポーツの大きな喜びが戻ってきた。今シーズンは他にも素晴らしい瞬間がたくさんあった」とラッピは説明した。

「ラリーを始める上で欠かせないマシンの整備作業さえも楽しく、今年はここ数年で最もラリーを楽しめた。若いドライバーたちを相手にして走ることも楽しかったし、彼らのバロメーターとして、これからも活躍を続けたいと思っている。来年もタイトルを獲得できるよう努力したい」