WRC2019/05/28

ラトバラ、「我々には強くて速いクルマがある」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのヤリ-マティ・ラトバラは、ラリー・デ・ポルトガルでは金曜日にアルガニル地方で行われるステージが勝敗の上で重要になると語った。

 ポルトガルで202戦目のWRCのスタートを迎えるラトバラにとっても、2001年が最後となったアルガニル山麓のステージは初めてとなる。アルガニルは、ファフェと並んでポルトガル黄金時代を支えた名物のステージだが、それはここで幾多の試練のドラマを生まれてきたからに他ならない。

 2018年のポルトガル前に、トヨタはアルガニルでプレテストを行っているため、ラトバラはこのステージのコンディションが一筋縄ではいかないことをよく知っている。彼は、ラフなコンディションにおけるヤリスの強さが今週末に自身のポディウムのための戦いを助けてくれると信じている。

「ポルトガルのステージはいつも、アルゼンチンの砂が多い道を思い出させるが、路面はアルゼンチンほど荒れているわけではない。今年は金曜日に、1980〜90年代に人気のあったアルガニルのエリアを走行する。あの辺りは根石が埋まっているような道が多く、タイヤに厳しいのが特徴だ」とラトバラは語った。

「先週末のテストはとても上手く行き、荒れたコンディションでクルマはさらに進化したと思う。ポルトガルのあとに続くサルディニアのステージも、ベースとなる部分が硬く、道幅は狭く、両脇に転がる多くの石を避けて走らなければならない。我々には強くて速いクルマがあるので、これからの2戦がとても楽しみだし、自信もある。久々に表彰台に復帰できることを期待しているよ」