JAPAN2022/05/20

ラトバラ、水素カローラで富士24時間レースに出場

c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racingは、6月3日から5日に行われるスーパー耐久シリーズ第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースの参戦体制を発表、ルーキーレーシングのドライバーとしてTOYOTA GAZOO Racing WRTチーム代表のヤリ-マティ・ラトバラがスポットで加わることが明らかとなった。

 ラトバラは、モリゾウこと豊田章男トヨタ自動車社長、佐々木雅弘、石浦宏明、小倉康宏、そして全日本ラリー選手権チャンピオンの勝田範彦のチームメイトとして水素エンジンを搭載したGRカローラH2のステアリングを握って24時間レースに挑む。

 富士24時間レースと同じ週末にはWRCラリー・イタリア・サルディニアが開催されるため、ラトバラはラリーの指揮をリモートで行うことになりそうだ。ラトバラは、ルーキーレーシングに参加する意義を次のように説明している。

「昨年のラリー・デ・ポルトガル期間中、スーパー耐久レースの動画を観て、トヨタのモータースポーツを通じたカーボンニュートラルへの取り組みに感銘を受けた。また、小林可夢偉(トヨタGAZOOレーシングWECチーム代表)、中嶋一貴(トヨタGAZOOレーシング・ヨーロッパ副会長)から、水素エンジンは、ガソリンエンジンと感覚が変わらないと聞き、いつか乗ってみたいと思っていたら、チャンスが巡ってきた。今回カーボンニュートラルへ向けた活動を自分の肌で感じることで、私からも欧州を中心に、世の中に伝えていけたらと思う。また、ラリー車へのポテンシャルも感じ取れればと思っている」