トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラは、勝田貴元はフォーラムエイト・ラリー・ジャパンでキャリア最高のパフォーマンスを見せたと称賛した。
勝田は、日本で22ステージ中10ステージを制し、5位入賞を果たした。勝田のWRC初優勝の望みは、金曜日の朝に雨のなかでクラッシュしたことで打ち砕かれた。しかし、それ以降の勝田の速さは大会の話題となった。
ラトバラは次のように語った。「金曜日に不運な出来事に見舞われたタカが、5位まで挽回したのは素晴らしかった」
「彼は決してあきらめず、最終日まで戦い続けた。スピードの面では、これまでで最高のパフォーマンスだったと思う。彼のポテンシャルの高さを証明してくれた」
「彼は複数のステージを連勝し、コンスタントに速く走ることができると証明した。これは本当に期待できることだ」
ラトバラは、勝田が今年を素晴らしい形で締めくくったことを喜んでいると語った。勝田は来シーズン、トヨタのフルタイムドライバーとして参戦することが決定している。
ラトバラは次のように付け加えた。「全体的に、彼は今年、本当に良いステップを踏んでいる。シーズン序盤は彼にとっては厳しいものだったが、後半は自信がついてきた様子で、それは我々にとっても励みになっている」
勝田は今シーズンの最終ラウンドについて複雑な心境であることを認めた。
「スピードに関しては、ほぼすべてのステージでいいペースが出せたので、このスピードと自信を今後につなげたい」と彼は語った。
「もちろん、ラリー序盤に起きたことについてはがっかりしているが、その後は非常に早く立ち直ることができた。週末を通してマシンはとても良いフィーリングで快適だった。チームが直してくれたおかげで、思いっきりプッシュすることができた」
「次回は、良い結果を持ち帰りたい。チームが1-2-3フィニッシュを飾ったことはとてもうれしいし、みんなにおめでとうと言いたい。そして、いたるところで応援してくれ、エネルギーを与えてくれたファンのみんなに心から感謝している」