WRC2020/07/29

ラリー・ジャパン、開催地域の危険運転行為に警告

(c)Toyota

 ラリー・ジャパン運営事務局は、2020年世界ラリー選手権最終戦の開催が計画される愛知県・岐阜県内のコースに予定される地域において危険な運転行為があるとの苦情が地域住民からよせられていると発表、こうした行為が繰り返された場合にはイベントにおいて道路使用が許可されない可能性があると警告した。

 10年ぶりに世界ラリー選手権への復帰となるラリー・ジャパンは先日、ラリーガイド1を発表、19SS/307.78kmのアイテナリーとともにコースの概要を示す地図を公開している。しかし、ラリー・ジャパン運営事務局は29日、『ラリー・ジャパン2020のルートにおける暴走行為に関して』と題した異例のメッセージを公開、こうした迷惑行為が続いた場合には、ステージの変更などをはじめとしてイベントの開催に重大な影響を及ぼすことになりかねないとして強く自戒を求めた。

「7月16日(木)にラリーガイド1を公表いたしましたが、その後、愛知県・岐阜県内のコースと推定される地域において、危険な運転行為があったとの苦情が届いております」

「ラリー・ジャパン運営事務局は、皆様がラリー・ジャパンのコースを推定し、そのルートで道路交通法を無視した暴走行為、危険走行、または大音量を発生させるといった、住民の皆様に多大なるご迷惑をおかけする行為があってはならないことだと考えております。こうしたことが繰り返される場合、道路使用が許可されず、結果としてSS設定のキャンセルまたはラリー・ジャパンの開催が不可能となることが予想されます」

「ラリー・ジャパンの開催をお待ちいただいている皆様、そしてラリーファンの皆様におかれましては、くれぐれもこうした行為をされないよう、心よりお願い申し上げます」