WRC2020/03/15

ラリー・メキシコ、日曜日のステージをキャンセル

(c)Toyota

 ラリー・メキシコは、日曜日に予定された3SS/56.01kmをキャンセルし、土曜日の最後のステージのロック・アンド・ラリー・レオンをもってフィニッシュすることを現地時間の15時に発表した。これは新型コロナウイルス感染症の世界的な流行にともない、急速に旅行制限が行われるための措置だと説明されている。

 WRCプロモーターとすべてのマニュファクチャラーチームの合意のもと、ラリー・メキシコ主催者は、日曜日の午後に予定されたフィニッシュを1日早めることをFIAに要求することになり、ラリーは土曜の最終ステージとして行われるロック・アンド・ラリー・レオンをもってフィニッシュ、アリーナで表彰式を行ってイベントを終了することを発表した。

 メキシコは土曜日の最後のステージまで走ることで、当初計画された324.85kmのアイテナリーのうちの77.4%にあたる251.60kmをカバーすることになり、これは選手権のフルポイントの条件となる75%をぎりぎり満たすことを意味する。

 ディエゴ・シンフエ・ロドリゲス・バレホ、グアナファト州知事は次のとおり声明を発表した。

「ラリー・グアナファト・メキシコの組織委員会と調整し、海外からのチームと訪問者のためにいくつかの目的地の空港が閉鎖されたため、表彰式を前倒ししにして今夜に行うことにしたというこの決定を尊重したい。グアナファト州は、新型コロナウイルス感染症の症例が確認されていないが、対応するすべての予防メカニズムが整っている状態で開催を継続してきた」

 ラリー・メキシコのパワーステージはナシとなり、ボーナスポイントは付与されない。