豊田市駅前で行われたラリー・ジャパンの『ウェルカム・ショー』には、これほど多くの人が駅前に集まったのを見たことがないと地元の勝田貴元が言ったほどのものすごい数のファンが押し寄せた。トップドライバーたちが明日の本格的な競技スタートを前に、今年のイベントに向けた豊富を語っている。
―素晴らしくたくさんの日本のファンが豊田市には集まっています。これまでのところ、今年のラリー・ジャパンはどうですか?
リチャード・ミルナー(Mスポーツ・フォード・チーム代表):「『(日本語で)こんばんは!』。タカ(勝田)が教えてくれた挨拶だ。また日本に戻って来られて本当に素晴らしい気持ちだ。沢山のファンが応援してくれている。トヨタのホームグラウンドである豊田市で皆に応援してもらえて素晴らしい気持ちだ」
―最初のステージが終わったばかりですが、感触はいかがですか。
グレゴワール・ミュンスター:「SS1は僕たちにとっては非常にフィーリングが良かった。チームもよく働いてくれているし、この後も上位争いに絡み、この流れをつなげていきたいと願っている」
―ラリー・ジャパンのためだけにカーナンバーを選べるとしたら、何番がいいですか。あなたは『55』なので、『ゴーゴー!』ですね。
ジョシュ・マクアリーン:「『ゴーゴー』な週末になるといいね!本当にたくさんのファンが来てくれて最高の雰囲気だ。今回初めてRally1でここを走るので、大変な週末になることは間違いないが、頑張りたい」
―トレイシー、初めての日本、なにか楽しみましたか。
オーン・トレイシー(マクアリーンのコドライバー):「東京で観光したよ。カートのイベントに出たり、初めての日本を楽しんでる」
―コドライバーにとっても厳しいイベントですね。
ルイ・ルーカ(ミュンスターのコドライバー):「非常に厳しいイベントになることは間違いないが、本当にたくさんのファンが来てくれているので、楽しいイベントになることを確信している。僕たちは過去にここで良い結果を出しているので、楽しみながら今年も頑張りたい」
―さて、今度はヒョンデのみなさんに登場していただきました。去年のラリー・ジャパンではヌーヴィルがタイトルを獲得し、チームにとって記念すべきイベントとなりました。今年のラリー・ジャパンは、どんな週末を期待していますか。
アンドリュー・ウィートリー(ヒョンデ、スポーティング・ディレクター):「今週末はとにかく早く走ることに集中したい。豊田市の皆さんのサポートは本当に素晴らしいので、その中で我々もベストなパフォーマンスを発揮できる週末にしたいと思っている」
―タナク、数字上はまだタイトル争いが可能ですが、今週末はどんなラリーを予想していますか。
オイット・タナク:「難しい週末になることは間違いないが、自分の走りに集中して臨みたい。ベストを尽くすのみだが、トヨタ勢とも競いたいので、チャレンジングな週末になるだろう」
―明日からラリーが本格的にスタートしていきますが、どうやって集中力を高めて過ごしていきますか。
アドリアン・フールモー:「ファンの皆の熱狂ぶりや、この瞬間の盛り上がりを見ると、まるで今晩は皆で一緒に大きなパーティーを過ごしているような気分だ。最高だよ。明日からステージが本格的に始まるが、明日はたぶんドライになるだろう。長く厳しいステージになるのでタイヤのマネージメントなど、気にすることはたくさんあるが、プッシュしていきたい」
―ヌーヴィル、去年はここでタイトルを獲得し、このイベントに素晴らしい思い出がありますね。今週末の目標は、優勝でしょうか。
ティエリー・ヌーヴィル:「昨年は素晴らしい思い出があり、日本は大好きなイベントだ。だが僕たちにとって今季は難しいシーズンになっているので、今週末は自分のペースを取り戻すことに集中し、チームに良いフィードバックを持ち帰りたい。来シーズンもあっという間にやって来るので、来年に向けての調整も含め、速さを取り戻せるように頑張りたい」
―あなたはドライバ―、ウィダーゲはコドライバーですが、東京のカートのイベントでは、どちらが勝利したのですか。
ヌーヴィル:「公平に言えば、彼(ウィダーゲ)が勝った。でも、カートでは重量が重要になるんだ」
―それはドライバ―としての言い訳ですか?
ヌーヴィル:「彼のチームメイトも強かったんだよ。とても楽しかった。それぞれ、観客の中から5人ずつチームメイトを選んで、全員が初対面だったし、全く経験のない人もいた。だから彼は幸運だったんだ」
―ユハ、トヨタにとってなんとも素晴らしいシーズンになっています。前のイベントではマニュファクチャラース・タイトルを確定させてこのホームイベントに臨むことになりました。タイトルを巡ってどんな戦いを予想していますか?
ユハ・カンクネン(トヨタ・チーム代表代行):「ここは、我がチームの地元、まさにホームタウンに戻ってくることができてとても嬉しい。とにかく素晴らしいシーズンで、このチームの全員でここまで本当に良くやってきたけど、このホームラリーで勝利するという仕事も残っている。ここでは常に良い結果を出してきたし、みんな日本が大好きだ。まだサウジアラビアでの一戦もあるが、今年はドライバーズ・タイトルを誰がとるのか、我がチームのドライバーたちのビッグファイトがまだまだこれからだ」
―今日(11月6日)、誕生日を迎えたスコット・マーティンにお話を聞きたいですね。ハッピー・バースデー!今日は、いつかのように歌ってくださいとは言いませんか、ぜひ、エルフィン・エヴァンスからのバースデープレゼントが何だったのか教えてほしいですね。エルフィン、首を振っていますが(笑)、スコットのお誕生日を忘れていた、っていうことですか?
スコット・マーティン:「それは彼の言い訳だね。どうせ何か買ってくれるつもりはないんだ(笑)」
―それなら、ふたりで力を合わせて頑張るしかないですが、今週末のイベントで勝利するのがいちばんのプレゼントになるかと思います。
マーティン:「そうだね、みんなこうして誕生日を盛り上げてくれてありがとう。今までないほど盛大なバースデー・パーティになっているよ。チームとしては素晴らしいシーズンになって、ドライバー、子ドライバーとしてそれを実現させられるように全力を尽くすよ。ラリーを楽しみにしている。ここでのサポートはそれ以上ないし、もうすでに皆さんから暖かい歓迎を受けて、この週末が本当に楽しみで仕方ないよ。皆さんに本当に感謝している。アリガトウ(日本語で)!」
―エルフィン、非常に重要な週末です。現在13ポイント差で選手権をリードしていますが、あなたはプレッシャーがかかる中でもなかなか冷静で落ち着いていますね、今週末に向けてどんな気持ちですか?
エルフィン・エヴァンス:「もちろん、この週末は楽しみにしていたよ。見ての通り、タイトル争いはこの時期になってもまだまだ僕たち何人もの間で非常に接近している状況で、間違いなくシーズンは最後まで非常に面白いものになっていると思う。このイベントについては、楽しみだし、実際とてもチャレンジングで厳しい戦いではあるけど、僕たちはいつものように最善を尽くすだけだ」
―では、セブ、エルフィンにも言いましたが、非常に重要な週末です。ファンの皆さんにとっても非常にスリリングな週末ですが、ドライバー側としては、このラリーは極めて大きなチャレンジでもあります。そんな中、表彰台の頂点に立ちたいという気持ちはどれほど強いものですか?
セバスチャン・オジエ:「これこそが、本当に見たい、って思える選手権の戦いだと思う、数人のドライバーがこれほどまでに接近したタイトル争いを繰り広げているのは見ているファンにとって今この瞬間、本当にワクワクして面白いものだし、自分たちがその一部であるというのはさらに素晴らしいことだ。この週末にすごく期待しているし、確かにここのラリーは簡単ではないけど、そう言ったら、この選手権に簡単なラリーなんて1つもないわけで、皆それぞれの難しさがあるからね。ここではなんと言ってもファンの皆さんからの素晴らしい応援があるから、自分たちの最大限のパフォーマンスを発揮して、トヨタとしてできる限り多くのクルマを表彰台に上げたいし、少なくとも僕たちの目標は明確だ。勝つためにここに来ている」
―カッレ、ここのジャパンはとてもタフなラリーではありますが、セブが言っているように、トヨタの地元として特別なラリーで、大きな期待が寄せられるプレッシャーもあるかと思いますが、その中で、何か少しでも楽しめる要素はありますか?
カッレ・ロヴァンペラ:「そうだね、ここ日本に来るのは、いつだって楽しいし、トヨタのドライバーとしては、これほどまでに素晴らしいサポートがあること、今日こうしてここで皆さんに会うことができるのは最高だよ。タイトル争いは今本当にタイトな状況で、それは僕たち皆すごく大きなプレッシャーがかかっているけど、だからこそ、僕たちはこうして戦い続けて、ベストを目指す。簡単な週末ではないのは、ここジャパンではいつもどおりのこと、常に難しいラリーだけど、僕たちのベストを尽くして、良い結果を残し、彼らとも良い勝負をしたいと思う。トヨタチーム全体にとって最高の週末になることを期待している」
―タイトル争いのことはもちろん気になるところですが、このラリー・ジャパンでは、きっとファンの皆さんがいちばん見たいのはこの一人のドライバーが表彰台のてっぺんに立つことではないでしょうか?ホームドライバーの勝田貴元、タカ!圧倒的なサポーターに、サービスパークでも大人気ですね。このホームイベントにどんな期待を持って臨んでいますか?この数年、素晴らしい速さを発揮し、多くのステージウィンも獲得してしました。間違いなく勝利が期待できると思いますが、それは今年になりそうですか?
勝田貴元:「もちろん、自分のこれまでの中で最高の結果を出せるよう、全力を尽くします。日本のこうした特殊なタイプのステージでは、誰にとっても大きなチャレンジになることは間違いないですし、決して簡単なステージではないですが、自分たちのベストの走りをしてチームにとっても最高の結果を残したいですね。とにかく、本当にたくさんのファンの皆さんの姿を見られるのは素晴らしいことで、毎年毎年さらに盛り上がってきて、本当にありがたいことですね。彼らにためにも最高の結果を残したいですね」
―それではタカ、もう一つ質問を。いま駅前にはこれだけ大勢の日本のファンの皆さんがいらっしゃる中で、走るっていう喜びはどれくらいのものなのか日本語で教えてください。
勝田:「日本の道って、僕はずっと日本で育ってきているんで、見慣れた風景の中で今日もたくさんの皆さんが集まってくださって、自分としてもこういう光景を見るのは圧巻というか、本当に素晴らしいと思いますし、やっぱり、ラリーカーが街中を、ステージを走っている中で、年々人が増えていってるのを見ていても実感するので、やっぱりそういうのは、より盛り上がってきているなっていうところと、しっかり結果を出して、より盛り上げに、拍車をかけるじゃないですけど、もっと盛り上げていけるようにしていきたいなと思います」
—ではサミ・パヤリ、トヨタのRally1でフルシーズンを戦い、こうしてトヨタのホームイベントである日本に来てみていかがですか?
サミ・パヤリ:「もちろん、この一年は僕にとっては特別だ。このレベルで、世界最速のラリーカーを走らせること、それは常に僕の夢だったしね。まだ学びの一年ではあるけど、自分たちに可能な最高の結果を出すためにここにいる。日本は、毎年来てみて、観客もどんどん増えているし本当にすごいなって感じているよ。ここはなんとも良い感じなんだよね。そして、なによりも、トヨタの街でトヨタチームのために走れること、これは本当に本当に名誉なことなんだ。もちろん、他のドライバーたちがそう簡単には結果を出させてはくれないかもしれない、それでも僕たちはできることをしっかりとやっていくよ」