WRC2024/05/28

ランチア、ラリー復帰を発表！

(c)Lancia

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　ランチアは、イプシロンRally4 HFとともにラリーに復帰することを発表した。

　ランチアがラリーに復帰するという噂は以前から流れていたが、今週月曜日、2025年5月に発売予定のランチア・イプシロンの最初の高性能ロードバージョンのイプシロンHFを発表すると同時に、ランチアのラリーへの復帰を象徴するイプシロンRally4 HFのプレビューを公開した。

　ランチアによれば、現在開発中のイプシロンRally4 HFは、最高出力212psを発揮する1.2リッター3気筒4バルブターボエンジンを搭載し、5速機械式トランスミッションと機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャルを備えた前輪駆動ラリーカーとなるという。

　世界選手権には現在、前輪駆動のRally4カーのための選手権シリーズは存在しないが、ヨーロッパ・ラリー選手権やほとんどの国内選手権のシリーズにRally4カーのためのカテゴリーが設けられている。

　ランチアは、この若手のためのエントリーモデルともいうべきイプシロンRally4 HFに続き、将来的にはシトロエンのRally2プログラムを引き継ぎ、ラリープログラムを拡大する可能性があるとの憶測も囁かれている。

「ランチアはラリーの世界で最も成功したブランドとなっており、数多くのアイコニックなモデルに代表されるレーシング・スピリットによって、常に人々の心を掴んできた。そして、そのスポーツ・ハートは今日、再び鼓動を始めるのです」とランチアCEOのルカ・ナポリターノは語っている。

　また、イプシロンRally4 HFとともに発表されたロードバージョンのランチア・イプシロンHFは100%電気自動車であり、240馬力を発揮する電気モーターを搭載し、0-100km/h加速はわずか5.8秒と発表されている。ローダウンされたサスペンションとワイド化されたフェンダーを備え、新しいランチア・ブランドの象徴的なスポーティモデルとなることが期待されている。