ランチアは、30年ぶりとなるWRCオフィシャルチームのドライバーとしてヨアン・ロッセルとニコライ・グリアジンが決まったことを発表、二人はチーム・ランチア・コルセHFのランチア・イプシロンRally2 HF インテグラーレを駆って2026年のWRC2に挑む。
チーム・ランチア・コルセHFはディディエ・クレモンがチーム代表を務め、PHスポーツがチームを運営する。ロッセルとグリアジンは、開幕戦ラリー・モンテカルロから参戦を開始する。
ロッセルは過去3年間、ラリー・モンテカルロでWRC2優勝を飾っている。二人は2024年にシトロエン・レーシングのチームメイトとしてシトロエンC3 Rally2を駆ってWRC2に挑んでいる。チーム代表を務めるクレモンは、ロッセルとグリアジンの二人を「あらゆるラリーで勝利を争える力を持つドライバー」と評した。
「ランチアの復帰を迎えるにあたり、チームはあらゆるラリーで勝利を狙うことのできるドライバーを求めていた。2024年には(シトロエン・レーシングの)チームメイトとして合計6勝を挙げた二人を、再び招集することは自然な流れだった。彼らはお互いに補完しあうと同時に、それぞれが完成されたドライバーだ。長年ステランティスのラリーカーで戦ってきたヨアン(・ロッセル)とアルノー(・デュナン)は、2025年にはタイトルにあと一歩まで迫っており、チャンピオン候補の筆頭だ。ここにチームを強くしてくれるニコライ(・グリアジン)とコンスタンティン(・アレクサンドロフ)を加えるはとてもうれしいことだ」
クレモンは、シトロエンがファクトリーチームとしてWRCしていた時代からチーフオペレーションエンジニアを務め、ワークスが撤退したあともシトロエン・レーシングのカスタマー・コンペティション・マネージャーとして残っており、これまでステランティスのカスタマー・レーシング責任者を務めてきた。
ロッセルは、新チームのチーム・ランチア・コルセHFから出場する来季、WRC2のタイトルをチームにもたらすことが自身の役割だと語っている。
「ランチアの伝統を知り、ランチアをフェラーリに例えるミキ・ビアシオンの話を聞くと、ランチアが尊敬を集めるブランドであることがすぐに分かる。キャリアをスタートさせた時と同じモチベーションでランチアのオフィシャルチームに加入できることを大変誇りに思う」とロッセルは語った。
「この新たな章は、僕のキャリアに真の勢いを与えてくれるはずだ。新たなメーカー、大きな野心、そしてプロジェクトをさらに前進させたいという強い思いがある。勝利への情熱に満ちているよ」
グリアジンは、ランチアをその栄光の歴史にふさわしい場所に戻すために走ると付け加えている。
「2026年シーズンの公式ドライバーとして、チーム・ランチア・コルセHFに加入できることを大変誇りに思う。ランチアはラリーにおいて象徴的な歴史を誇り、この物語の一部となれることは私にとって大変名誉だ。チームの全員が同じ目標に向かって進んでいる。それはトップを目指して、常に進化し続けることだ。そして、この伝説的な名前をそれが本来あるべき場所に戻すことだ。自分を信頼してくれたチーム、変わらぬサポートをくれるパートナーやファンのみんなに感謝している」