カッレ・ロヴァンペラは、2022年に初の世界ラリー選手権タイトルを獲得以来、同じキャップを使用してきたという意外な事実を明かした。
ロヴァンペラは2022年のラリー・ニュージーランドで22歳という史上最年少の若さでワールドチャンピオンとなり、その1年後にも2度のタイトルをコドライバーのヨンネ・ハルトゥネンとともに祝うことになった。
ロヴァンペラは今季はWRCにはパートタイマーとしての参戦にとどまったが、ポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクスへの参戦など新しいモータースポーツの分野に挑むことになったが、彼は自身の最新のYoutubeのなかでこのキャップは2度のワールドチャンピオンを経験し、今年もこのキャップとともにさまざまなモータースポーツを冒険してきたと明かしている。
「ご覧の通り、このキャップはかなり使い古されている。あちこちが汚れていて、ロゴはすべてかなり色あせている。これは、2年間ラリーカーに積まれ、ドリフト競技や今年のポルシェ・カップでも使用されていたためだ」とロヴァンペラは使い古したキャップをカメラに見せた。
「僕たちは、これがモータースポーツで最も成功した帽子の1つになるかもしれないと考えたんだ。これほど長い間、同じスポンサーキャップを使用しているドライバーやアスリートは他にいないと思う。僕はこのキャップで2回の世界選手権のタイトルを祝った。このキャップで何回勝利し、何回表彰台に上がったかさえわからない。数えなければならないが、それはかなりの数になるよ」
ロヴァンペラと愛用のキャップとの今季の冒険は、ベルギーのポルシェ・カップ最終戦で終わりを迎えており、WRCの最終戦ラリー・ジャパンでは彼らの勇姿を見られないのは残念なことだ。