WORLDWIDE2023/09/17

ロヴァンペラ、失望のドリフトマスターズ最終戦

(c)RedBull Content Pool

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 カッレ・ロヴァンペラのヨーロピアン・ドリフト・マスターズ・シリーズの最終戦は大きな失望に終わることになった。

 ロヴァンペラは今季これまでにヨーロピアン・ドリフト・マスターズ・イベントに2戦参戦してきた。スウェーデンではテクニカルトラブルに見舞われ、フィンランドでは1回戦で敗退した。参戦を予定していたドイツはラリー・フィンランドのクラッシュによる痛みがあることから安全のために欠場していた。

 ポーランドのワルシャワ・ナショナル・スタジアムで開催されたヨーロピアン・ドリフト・マスターズ・シリーズ最終戦で、ロヴァンペラは金曜日の予選第1ラウンドから輝きを放つことになった。

 ロヴァンペラは予選第1ラウンドで93ポイントを獲得する素晴らしいパフォーマンスを見せるや、第2ラウンドでさらに鋭い走りをみせることになった。審査員は、最大ポイントにわずか1ポイント足りない99ポイントをフィンランド人に与えたため、ロヴァンペラは最終戦の予選を1位通過することになった。

 ロヴァンペラは土曜日の決勝ラウンド初戦で、エストニアのオリバー・ランダルと対戦する予定だった。しかし、彼はこの日の朝に行われた練習走行中にオイルポンプが故障したため、無情にも決勝ラウンドのスタートを切ることなく敗退することになった。

「オイルポンプがブローして、みんなが交換しようとしてくれたんだ。あと数分時間があれば生き残っていただろう。タフなことだけど、トライして近づいてきてくれた彼らに大感謝だ」とロヴァンペラは自身のソーシャルメディアで語った。

 ドリフト・マスターズ最終戦のファイナルはチャンピオンシップの1位と2位のドライバー、コナー・シャナハンとラウリ・ハイノネンの直接対決となり、20歳のシャナハンが熱戦を制してタイトルを奪っている。

「友人のコナー・シャナハン、2023年のチャンピオンおめでとう! 僕の最終戦がスタートの前に終わってしまったのはとても残念だったよ。記録破りの53,000人の観客の前で走れたら壮観だっただろうけど、それが現実だ」とロヴァンペラは付け加えている。

 ロヴァンペラにとって次のメインイベントは、2週間後に開催されるラリー・チリとなる。