2度の世界ラリーチャンピオンであるカッレ・ロヴァンペラは先週、レッドブル・リンクでレッドブルのF1マシンを初めてテストドライブした。
トヨタGAZOOレーシングWRTのドライバーであり、レッドブルの契約選手でもあるロヴァンペラは今年、WRCでの参戦数を減らし、ドリフトやポルシェ・カレラ・カップ・ベネルクスでのレースなど、新たな挑戦を積極的に行っている。
さらにロヴァンペラは先週の金曜日にF1マシンをドライブするという究極の夢を実現し、2012年にレースで使用された自然吸気エンジンのRB8のほか、F4やフォーミュラ・ルノー3.5にも挑戦、合計で約50周を走破した。
「素晴らしい1日だった」とロヴァンペラは回想した。「3つの異なるフォーミュラカーに乗ることができた」
「かなりの周回を重ねられたし、F1マシンに乗ることをずっと楽しみにしていたから、ついに運転できて本当にうれしかった。その日は上手くいき、とてもいいフィーリングで終えることができた」
ロヴァンペラはふだんドライブしているRally1カーとF1が想像以上に違う乗り物であっることに感銘を受けたようだ。
「初めてF1マシンに乗ると、ラリーカーとはまったく違うと感じたよ」とロヴァンペラは語った。
「その最大の違いは、ラリーカーは車体の動きが大きいことだ。F1はカートに少し似ていて、サスペンションではあまり動かず、グリップ力は信じられないほど高い。そしてもちろん、F1はダウンフォースが非常に大きいので、コーナーでより速く走ることができる」
「身体的にもかなり違う。横方向のGフォースが大きいし、マシンはぐっと止まってぐっと曲がる。ドライバーの感覚はまったく違う感じがする。Gフォースが大きく、マシンは信じられないほどグリップ力が高い。それらを体験することができて本当に最高だった。レッドブルとレッドブル・レーシングに感謝したい!」