カッレ・ロヴァンペラとヨンネ・ハルトゥーネンが、セバスチャン・オジエとヴァンサン・ランデの代役として急遽、ラリー・ポーランドに出場することが明らかとなった。
当初ポーランドには、オジエとランデが出場する予定だったが、火曜日のレッキ中に発生した一般車との衝突事故のあと二人は病院に搬送され、ランデは退院したものの、オジエは経過観察のための入院措置が必要との判断が下され、スタートが不可能となっていた。
ラリー・ポーランドのスチュワードは、WRCスポーティングレギュレーションで定めた規定に従って、FIAの承認によってトヨタが3台目のマシンのクルーを変更することを承認、カーナンバー69のロヴァンペラとハルトゥーネンが許可されたタイムテーブル外でレッキを行うことを認めている。
過去ラリー・ポーランドで2勝を飾っているオジエが出場できないことはトヨタにとって厳しい週末となる恐れがあったが、それでも本来、ここをスキップする予定だったワールドチャンピオンのロヴァンペラの参戦はチームをほっとさせたことだろう。
ロヴァンペラは水曜日の朝8時から20時までの12時間にわたって例外的なスケジュールでレッキを行うことが認められたが、すでに厳しい試練が待ち受けている。
彼は本来火曜日にレッキが予定された5ステージ(SS 10/14, SS11/15, SS2/5, SS3/6, SS4/7)と水曜日の2ステージ(SS9/13, SS17/19)、さらにシェイクダウンステージをこの日にレッキしたあと、その夜、ペースノートをまとめなければならない。さらに木曜日も、朝にシェエイクダウンを走ったあと昼過ぎから2ステージ(SS 16/18、SS1/8/12)のレッキを行ったあと、夕方17時からのセレモニアル・スタート、19時からのSS1ミコワイキ・スーパーSSを走らなければならない。そして、そのあとも翌日からの本格的な競技スタートに向けてペースノートを整理する作業を続けることになるだろう。
ロヴァンペラはこれまでにラリー・ポーランドに出場した経験はない。