WRC2020/09/06

ロヴァンペラに1分のペナルティ、6位に後退

(c)Toyota

 ラリー・エストニアのスチュワードは、トヨタGAZOOレーシングWRTのカッレ・ロヴァンパラにコントロールエリアでのルール違反があったとして1分のペナルティを課している。これでロヴァンペラは4位から6位へと後退することになった。

 スチュワードによれば、SS10のスタート前のコントロールエリアでロヴァンペラのコドライバーであるヨンネ・ハルトゥネンがトヨタ・ヤリスWRCからロードセクションでのオーバークールを防ぐためにラジエータをカバーしているブランキングプレートを取り外す作業を行ったとのクラーク・オブ・コースの報告に基づいて二人を召喚、聞き取り調査を行っている。

 ハルトゥネンはコントロールエリアでタイムカードの手続きに集中していたところ、プレートを外し忘れていたことに気付いたため、慌ててプレートを外したが、それが規則で認められていないことにすぐに気付いたと説明している。

 スチュワードは、このプレートはコントロール前のロードセクションで取り外されるべきであり、パルクフェルメのルール違反があったと判断、ロヴァンペラに1分のペナルティを課している。

 ロヴァンペラはラリー・エストニアのSS2のベストタイムでラリーをリード、パンクのために8位まで後退したが、最終ステージでもこの日2つめベストタイムなどを奪って4位へとジャンプアップ、表彰台圏内まで6.2秒まで挽回していた。ロヴァンペラがペナルティで6位へと順位を落としたことで、チームメイトのエヴァンスが4位へ、勝田貴元が5位へと順位を上げている。