セバスチャン・ローブは、今月初め、アルピーヌA110 Rally GT+を駆り、スイスのラリー・デ・シャブレで優勝を飾ったばかりだが、7月初旬に母国フランスで開催されるラリー・シャルルマーニュにプジョー306Maxi参戦してふたたび勝利を狙うつもりだ。
ローブは2022年にWRC開幕ラウンドのモンテカルロにおいて優勝を飾ったあとWRCからは遠ざかっている。それでも彼は世界ラリーレイド選手権に注力しているほか、エクストリームEシリーズや一部の国内レースへ参戦する合間にラリーカーをドライブする機会を作っている。
ローブは今月初め、パートナーのローレン・ゴデイと共にラリー・デ・シャブレにアルピーヌA110 Rally GT+で出場、優勝を飾っており、今度は、7月6日にフランスで開催されるラリー・シャルルマーニュにヒストリックマシンであるプジョー306 Maxiで優勝を狙う。
「南アフリカでのラリーレイド、ポルティマオでのサーキットレース、そしてローレヌと共に優勝したラリー・デ・シャブレーと、6月は忙しい月となったが、またラリーに参戦することを決めた」と、ローブはインスタグラムの動画投稿で語っている。
「パートナー各社、モンス市、そしてこのラリーを見事に運営し、長年にわたり私たちの出場実現に尽力してくれたヨアン・デカンには心から感謝している。306 Maxiで参戦することを決めた。今回は少し趣が異なり、目標は必ずしも勝利ではなく、楽しむこと、そして観客の皆にも喜んでもらうことだ」
ラリー・シャルルマーニュは、7月6日にベルギー国境近くのオーモン市とその周辺で開催される。ローブは2023年にも同ラリーに参戦しており、その時はVWポロGTI R5で優勝した。プジョー306 Maxiでラリーに参戦するのは、2021年のモンブラン・モルジヌ・ラリー以来で、その時は6位に終わっている。
なお、ローブにとって、今季の世界ラリーレイド選手権は、厳しい展開が続いている。彼は1月のダカールラリーと2月下旬のアブダビ・デザート・チャレンジの両方でリタイアを喫したが、6月の南アフリカでは2位を獲得している。