RallyCross2020/06/23

世界ラリークロス選手権、改訂版カレンダー発表

(c)FIAWorldRallycross.com

 世界ラリークロス選手権の2020年カレンダー改訂版が金曜日、ワールドモータースポーツカウンシルによって承認され、フィンランドのコウヴォラでの新しいラウンドを含む全8戦のスケジュールが明らかになった。

 今季の世界ラリークロス選手権は当初、4月にスペインのバルセロナでのラウンドで開幕が予定されたが、8月下旬にスウェーデンのヘリエスでシーズンをスタートさせる。そして、その一週間後には、新たにカレンダーに追加となったフィンランド・ラウンドがコウヴォラで開催となる、忙しいシーズンインとなりそうだ

 ヘルシンキの北東に位置するコウヴォラでは、2010年に初めてヨーロッパ・ラリークロス選手権として開催され、世界ラリークロス選手権が誕生した2014年までカレンダーに含まれていた。

 フィンランドは、5月にフランスのロエアックで予定されたイベントがキャンセルとなったため、それに代わるものとしてカレンダーに加わった。

 そのあと当初のカレンダーどおりに9月にラトビアが行われ、5月から延期となったベルギーがそれに続くことになる。同じ週末に世界ラリー選手権の候補となっているイープル・ラリーが開催されることになっており、スパ-フランコルシャンでの最終日に2つの異なる世界選手権の勝者が誕生することになるかもしれない。

 10月はもっともスケジュールはタイトとなり、ポルトガル、スペインが連戦で行われたあとアブダビのヤスマリーナでのラウンドが続く。最終戦の南アフリカ・ラウンドはキャンセルとなりニュルブルクリンクで行われる12月のドイツ・ラウンドが最終戦となる。

 また、WMSCの声明では、スーパーカーとスーパー1600のヨーロッパ・ラリークロス選手権がそれぞれ3ラウンドで開催されることが発表され、スーパーカーはスウェーデン、ラトビア、ベルギーで開催される世界ラリー選手権と併催され、スーパー1600はフィンランド、ポルトガル、スペインで開催される世界ラリー選手権に併催されることが発表された。

 シングルメイクのRX2インターナショナルシリーズやEVマシンによる新カテゴリーのProjekt Eのカレンダーについてはまだ発表されていない。

■2020年世界ラリークロス選手権カレンダー改訂版
8/22-23 スウェーデン(ヘリエス)7/4-5から延期
8/29-30 フィンランド(コウヴォラ)新規
9/19-20 ラトビア(リガ)予定どおり
10/2-4 ベルギー(スパ・フランコルシャン)5/16-17から延期
10/9-11 ポルトガル(モンタレグレ)5/2-3から延期
10/16-18 スペイン(バルセロナ)4/18-19から延期
10/30-31 アブダビ(ヤスマリーナ)予定どおり
12/11-13 ドイツ(ニュルブルクリング)4/18-19から延期

(キャンセル)
ノルウェー(ヘル)6月13-14日
フランス(ロエアック)9月5-6日
南アフリカ(キラーニー)11月14-15日