WRC2019/02/15

勝田、さらなる経験と速さを求めてスウェーデンへ

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ラリーチャレンジプログラムの勝田貴元は、ディフェンディングウィナーとしてラリー・スウェーデンでふたたびWRC2勝利に挑みたいとしながらも、目標はそれだけではなくより多くの学びを経験することがテーマになると語った。

 勝田は、昨年のスウェーデンで地元出身のポントゥス・ティデマンドを破ってWRC2初優勝を飾っていることが自信になっていることを認めているものの、今年のWRC2では世界ラリークロス選手権で2年連続チャンピオンに輝いたヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)をはじめ、ヨーロッパ選手権U28王者のニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアR5)、優勝候補の一人とされるオーレ・クリスチャン・ヴェイビー(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)といったさらなる強力なメンバーを相手に謙虚な気持ちで闘いに臨みたいと豊富を語っている。

「もう一度すばらしい結果のためにチャレンジするけれど、チャンピオンをはじめとして手強いライバルたちがたくさんいるからね。僕は自信もあるが、彼らのすごさをリスペクトする必要があるし、条件は困難になるだろう。でも、勝つためにトライするよ!」

 勝田は今季からコンビを復活させたダニエル・バリットとのコンビがうまくいっていると語るとともに、彼からエルフィン・エヴァンスのドライビングについても学んでいると明かしている。

「二人の関係はもちろんうまくいっている。昨年は、ラリーカーのなかでマルコ(・サルミネン)から多くの悪いフィンランド語を学び、そして今はダン(・バリット)から悪い英語の単語を学んでいるよ! これは冗談だが、僕はダンからエルフィン・エヴァンスのドライビングについても多くのことを学ぶことができた。僕はエルフィンのオンボード映像での走りを見て、ダンの情報が彼の走りを学ぶうえで大いに役立った。ラリーカーのなかでは、とてもうまくいっている」

 勝田は、昨年スウェーデンでWRC2優勝を飾っているが、このイベントをふくめてシーズンを通してさらにパフォーマンスを向上させたいと語った。

「昨年、僕はスウェーデン、ターマック、ラフグラベルラリーから多くのことを学ぶことができた。しかし、このラリーでももっと経験が必要になると思っているし、道の上に留まる必要があるが、もっと速く走り、もっとプッシュしようとしている。プレッシャーはなく、ただラリーが楽しくなることが僕の願いだ」