WRCプロモーターは、「Beyond Rally 女性ドライバー育成プログラム」の次のステップに進む15名のファイナリストを選出、日本からは全日本ラリー選手権のJN-5クラスに参戦している平川真子が選ばれている。彼女たちは、10月に開催されるWRCセントラル・ヨーロピアン・ラリーで3台用意されたRally3マシンのシートを獲得するため、来月、ポーランドで行われるトレーニング・キャンプに集合する。
世界各国からの応募者の中から選ばれた候補者たちは、9月16日から18日までの3日間、Mスポーツ・ポーランドのクラクフ本部で行われるトレーニング・キャンプに参加し、ラリーへの準備、メカニカルな知識、メディア対応能力、そして様々な路面でのドライビング能力を競う。
このキャンプはラリー専門チームによって運営され、審査員団が2024年FIA世界ラリー選手権の最後から2番目のラウンドである10月のセントラル・ヨーロピアン・ラリーに出場する最も有望なドライバー3名を選出する。彼女たちは、フルサポートされたプログラムでMスポーツ・ポーランドがプリペアするフォード・フィエスタRally3マシンを駆って参戦する。
さらに、セントラル・ヨーロピアン・ラリー終了後、2025年FIAジュニアWRCのフルサポートキャンペーンに参加するドライバーが選出される。
合格者は、さまざまなモータースポーツの経歴を持ち、3大陸13カ国にまたがっている。
合格者は以下の15名:
リシア・ボーデ (ベルギー)
エマ・シャルヴァン(フランス)
アン・フェルケ(ドイツ)
ジョアンナ・ハッスーン (レバノン)
平川真子 (日本)
ハンナ・ヤコブソン (スウェーデン)
スヴィ・ユルキアイネン (フィンランド)
ルス・マリーナ (スペイン)
ヌリア・ポンス (スペイン)
アオイフェ・ラフテリー (アイルランド)
クレア・シェーンボルン (ドイツ)
マデリン・ターボル (アメリカ)
アレクサンドラ・テスロヴァン (ルーマニア)
ハンナ・リゼット・アブナ (エストニア)
ドルカ・ザギヴァ (ハンガリー)
「我々は応募者の数と質に圧倒された」と、WRCプロモーターのスポーツ・シニア・ディレクターを務めるピーター・トゥールは語った。「最終選考に進む15人を選出するのは非常に困難な作業で、難しい決断を迫られることもあった」
「残念ながら落選した候補者の方々にも落胆してほしくない。我々はこのプログラムに複数年にわたって取り組む予定なので、彼女たちが将来また応募してくれることを望んでいる。我々は今、来月のトレーニングキャンプに専念することを楽しみにしている」