JAPAN2018/06/12

新井敏弘がモントレーで優勝、全日本をリード

(c)Takeshi Sakuma

 全日本ラリー選手権第5戦モントレー2018が6月9〜10日に行われ、新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が前戦に続いて今季2勝目を飾り、選手権リーダーに立つことになった。

 土曜日のオープニングSSから速さを見せてラリーをリードしたのは鎌田卓麻/市野諮(スバルWRX STI)、これに新井が1.4秒差で続く展開でラリーはスタートすることになった。新井はSS5 Azumayaのベストタイムで逆転、さらに連続ベストタムで逃げ切りを図るも鎌田も追撃態勢を崩さず、新井は初日を首位で終えたものの二人の差はわずか2.1秒と大接戦となった。

 最終日は初日の好天とはうって変わり、ウェットコンディションで時折ステージに霧が発生する難しいコンディションとなった。新井はオープニングSSでのベストタイムでリードを6.5秒へと広げたものの、鎌田もSS12、SS13でベストタイムを並べて応戦、二人の差はまたも2.9秒と縮まることになった。しかし、最後のループでふたたびペースを上げた新井に対して、鎌田はタイヤのセットアップに苦しんでペースダウン、逃げ切った新井が今季2勝目、モントレーでは4年連続の勝利を飾ることになった。

 また、鎌田は最終ステージでベストタイムを奪った勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)に逆転を許すことになり、3位となっている。

 いっぽう、JN-5クラスは小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3 R3 MAX)、JN-4は上原淳/漆戸あゆみ(ホンダ・シビック・タイプR)、JN-3は天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)、JN-2は加納武彦/横手聡志(スバルBRZ)、
JN-1は須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフト)がそれぞれクラス優勝を飾っている。

 全日本ラリー選手権次戦の第6戦 ARKラリー・カムイは6月29日〜7月1日に北海道で開催される。